こんにちは。
研修コーディネーターの飯島(日本酒)です。
「どのような研修をやれば良いですかね・・・」
とう質問をいただくことがあります。
研修テーマを決める際に、一般的に多いケースとして
「前年やったから今年も同じ研修を行なう」
「何かブームになているから当社でもその研修をやってみたい」
「各等級に求められる内容で研修を実施する」
などがあります。
これらのやり方が「間違っている」わけではありません。
ただ、人事担当者として、組織が必要としている研修テーマを
察知するスキルはとても重要だと思います。
それが「研修ニーズの把握」です。
いくつか、その方法についてご紹介します。
1)経営計画や事業計画からニーズを把握する
中期経営計画などを基に、その計画を達成させるためにどのような
人材が必要なのか、そのためにどのような研修が必要なのかを捉えます。
2)外部環境の変化からニーズを把握する
グルーバル化による外国人雇用、高齢者雇用に対する再教育など、
企業を取り巻く外部環境の変化に対応したニーズを捉えます。
3)内部環境の変化からニーズを把握する
働き方改革、リモートワークの導入、組織の合併など、企業内の変化に
対応したニーズを捉えます。
4)調査やアセスメントからニーズを把握する
360度診断や従業員満足度調査の結果、アセスメントの評価などを参考に
組織課題を洗い出し、その解決のためのニーズを捉えます。
5)現場の声からニーズを把握する
現場でどのような課題があるのか、どのような人材を必要としているのか
ヒアリングやアンケートを行い、そこからニーズを捉えます。
6)コンピテンシーからニーズを把握する
業績を安定的・継続的に達成している人材の特徴や仕事のやり方を参考に
ノウハウの共有を含めてニーズを捉えます。
他にも、様々な切り口で研修ニーズを捉えることができます。
重要なのは、これらのような様々な切り口を理解し、自分たちの組織に
必要な研修テーマを探すスキルを人事担当者が身につけることです。
近いうちに、研修ニーズを捉えるためのメソッドを公開する予定です。
ご期待ください!
テーマ「現行犯」
お酒を飲もうとした犯人はこやつです。