補習校を良く知ってもらおうと、このようなイベントも多くなりました。

 

正直言えば、教師たちにとっては、失敗ができないという緊張感でややお疲れ気味です。

でも、担任は、「特別なことではない」と思っています。

なぜなら、日頃から、きちんと授業をしているし、生徒たちも頑張っているので

いつ、教室に入って頂いても問題ないからです。

 

なにかお子さんが問題を抱えているお母さんは、心配でしょうがない。

そのため、いつも廊下で待っていたり、ガラス窓から覗いていたり、授業が終わると、

「先生、今の授業どうでしたか?」と心配してお聞きになるので、

「どうぞ、お入りください」と声をかけ、授業中、教室のうしろの席に座っていたことがあります。いつでも、担任のクラスは、オープンディであり、授業参観です。

 

これは、担任の意志であり、事務局には相談しません。

なぜなら、日頃から会話もない事務局ですので、下手に相談して厄介なことにしたくないからです。お子さんの様子が心配で気を揉みながら待っているのなら、授業を見て頂き、安心してもらいたいのです。

そこには、担任の「あなたのお子さんを私に任せてください、大丈夫ですから」という思いも

入っています。

 

オープンディや体験入学は、いろんな人(お母さんやお子さん)が教室に入ってきます。

どの先生にも言えますが、いつもより少しだけ!笑顔多めで優しいかな。

生徒は緊張するかと思いきや、意外といつものままですね。

「はい、教科書P125ページ開いてください。」

「先生、OO君が机の下に潜っています。」 (あ~、いつもと同じだね。)

「はい、イスに座ってね」(机の下から引っ張ってくる担任)

 

体験入学をした生徒が実際に入学してくる割合が高いのが、担任の良いところ、自慢です。

担任の授業を体験して、入学を決める後押しになるのであれば、それはうれしいです。

しかし、ひとりだけ、体験後も入学していないお子さんがいます。

入学するか、しないかは自由ですので、理由を聞くこともできませんが。

とても感じ良く話もたくさんできたので、必ず入学してくると思っていたのですが、

何か入る決め手に欠けたものがあったのでしょう。

 

毎週の土曜日に通学するのは大変だし、他にも理由があったのかも知れません。

ただ、体験とはいえ、お子さんの希望で国語3時間、数学1時間も補習校にいた4時間、

ずっとそのお母さんは、事務局スタッフと待機中のお母さんたちと世間話しをしていたので、

その点も引っ掛かります。

お母さんの中には、「毎週土曜日の4時間の世間話しの中にいるのが辛い」と、苦痛を訴える方もいます。

 

子供は授業を受けたい、でも、お母さんは世間話が苦手、そこは逃げましょう。