大変な旅でした。帰国便の海口ー上海便が欠航になり、一日前の便に変更出来たので、それで一件落着だと思っていました。
しかし、ここは中国、それで終わりにはなりませんでした。
搭乗口までが遠い、中国の空港って広すぎる・・・と思いながら、やっと搭乗口にたどり着き、改めてチケットを見ると、「登場時間21時20分」???20時発の飛行機よね~なぜ?と、びっくり、湯先生にチャットで連絡すると、「係員の人に聞いて見て!」と言うので、制服を着た人に聞くと「あ、天候の関係で出発時刻が変更になったんですよ。」と、事もなげに言うではありませんか。
この時点で、私はパニック、乗り継ぎ期間50分、それもトランクを持って、国際線に行って、チェックインして、保安検査通って、税関を通るんですよ。上海の空港って、海口より大きいんです。「絶対無理」
スマホでメールを見ると、今日の午後1時に「ANAより、出発便についての重要なお知らせ」が入っているではないですか。見てなかった・・・飛行機が欠航になって、チケット取り直したとき、私の中国用スマホの電話番号聞いて来ました。こんな時に電話掛けるためでしょ?電話してくださいよ。メール見てないときだってあります。
一応、「お問い合わせ」に電話を掛けてみた、繋がらない・・・21時20分の搭乗時刻が近づくと、人が並びはじめました。が、しかし、遅延を知らせるアナウンスが流れ、並んだ人も解散。もう絶対無理だ。どうすりゃいいの?22時近くなってやっと搭乗となったのです。とりあえず上海まで行くしかないなあと、暗い気持ちで搭乗しました。
機内は寒くて、寝ることも出来ず。お茶がいっぱい出ただけで、軽食もなし。「お腹空いた~」冷蔵庫にあったゆで卵を捨てて来たことが悔やまれました。
上海に着いて、CAの方に、乗り継ぎ便に間に合わないことを告げると、一応電話で問い合わせをしてくれて、「荷物を取ったら、3階のANAのカウンターに行ってください。」と言われました。「そうだよなあ、ANAに行くしかないよね~」でも、今夜中の1時半・・・誰かいるんだろうか?
ANAの入り口に立て看板があって、8時25分発羽田行きの受付時間6時5分からと書いてありました。6時前に係員が来るまでは何も出来ないのだということが分かりましたが、藁にもすがる思いで、お問い合わせに電話をかけましたが、「只今電話が大変混み合っております。このままお待ちいただくか、大変恐れ入りますが、もう一度お掛け直しください。」と言っています。この前のチケット変更の時は30分ほどで繋がりました。スマホにイヤホンをつないで、ずーっとそのままにしてみましたが、1時間経っても繋がりませんでした。
結局、朝まで空港のANAの近くの椅子に座って時間を潰しましたが、結構人がいたので、怖いということはありませんでした。
6時近くなると、係の人が来たので、乗り継ぎ便に間に合わなかった旨を伝えると、案内カウンターで、変更の手続きをしてくれました。その時、「本来は空港では出来ないんですけど、特別にしてあげます」みたいなことを言われたのです。なぜ?電話掛けても繋がらないのだから、ここでやってもらうしかないでしょ?と言いたいところでしたが、8時25分の便に乗れることになったので、「ありがとうございました」とだけ言って手続きカウンターに行きました。
こうして、私の40日間の海南島の旅が終わりました。