The Telegraphより

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010000-clc_teleg-int

 

 

2/14(金) 11:18配信

 

 

 

武漢封鎖、取り残されたペットを救え 獣医師らが奔走

中国・武漢(2020年1月27日撮影)

 

 

 

 

【記者:Yiyin Zhong and Nicola Smith】
 新型コロナウイルス流行の中心地となり、公衆衛生の危機にさらされている中国・武漢。ここで友人たちから「ラオ・マオ(老猫)」と呼ばれる思いがけない英雄が現れた。

 ラオ・マオさん(43)はある目的のために、さびついた配管や割れた窓をものともせず、他人の家に進入している。彼と6人の仲間による動物レスキュー隊は、市が封鎖されて以降、飼い主が面倒をみられなくなっているペット、少なくとも2000匹を飢えから救ってきた。

 

ラオ・マオさん、本名シュアイ・リファ氏はインターネット上でペット支援組織、「武漢小動物保護協会」を運営する獣医師だ。人口1100万人の武漢市が先月23日に突然封鎖されてから、ペット約2万匹が飼い主の家で孤立していると考えている。春節(旧正月)のために市外に出ていた多くの飼い主が、厳しい移動制限により、いきなり最愛のペットの元に戻れなくなってしまったからだ。

 動物病院を経営し、13年にわたってレスキュー活動に携わってきたラオ・マオさんは、ソーシャルメディアを通して飼い主からの必死の電話やメッセージを受け、ペットたちを救うべく立ち上がった。

 

 ラオ・マオさんはテレグラフ紙に対し「ここ数日は連絡でいっぱいだ。毎日数百件の依頼を受け、20軒から30軒の家を訪れている」と述べた。ラオ・マオさんとチームが救った多くのペットのうち、99%は猫で、犬はわずか0.5%。他はウサギやハムスターだ。

 救ったペットたちは皆とても怖がっていて、大きなストレスを抱えていた。中には餌と水がわずかしか残っていなかった猫もいた。

 

 ある事例では、1月27日に帰宅する予定だった猫の飼い主が、その日までの餌しか用意していなかった。飼い主がラオ・マオさんに連絡を取ったのは2月3日だった。「その飼い猫の元に餌と水を補充しに行くと、近くにすり寄って離れなかった。猫は通常2、3秒しか水を飲まないが、この猫は10秒以上飲み続けた」

 当初は救助したペットを自宅に連れ帰っていたが、3日後にはスペースが足りなくなり、1か月分の餌と水を置いてくることしかできなくなった。

 ほとんどのペット救助は成功したものの、すでに手遅れで餓死した子猫や、難産で死んだ猫もいた。

 

「もちろん怖い。でも放っておけない」

 

 猫4匹を飼っている武漢市の都市管理チームの職員ヤン・インさん(50)も、武漢小動物保護協会の活動に貢献している。彼女は2、3日に一度、他人の飼い猫2匹の状態を確認しに行く。隔離措置によって自家用車の使用が禁止されている中で3日に一度、まったく他人の飼い猫2匹に餌をやりに行くのは大仕事だ。

「もちろん怖いけれど、私たちが行かなければ猫たちが餓死すると思うと、放っておくわけにはいかない」

 ラオ・マオさんは常に配管伝いに家に入っているわけではない。ほとんどの場合は、飼い主が自宅の鍵やパスワードを送ってくる。しかし、武漢市内で多数の救助活動をこなしているため、彼自身が新型ウイルスに感染する危険性が高くなっている。中国国内では今月14日の時点で、1483人が死亡している。

 

 

一方の家は徒歩20分で行けるが、他方に行くには1時間かかる。自分が感染する恐れを考えると、市の自転車シェアリングを使うリスクは避けたいという。「飼い主と直接会ったことはないし、深く関わったこともない。それでも私を信じて鍵を預けてくれたので、その信頼に答えるためにも責任を果たさなければならない」

「最初訪れた際、室内は荒れていた。あらゆるものが床に散らばり、水用のボウルもひっくり返っていた。猫たちは隠れていたので姿は見えなかった」と振り返る。

 ヤンさんは毎回、それぞれの家で餌と水を補充し、ごみを片づけるなどして約1時間ほど過ごす。今は猫たちとの距離も近くなり、「姿を現して遊びに来る」ようになった。「正直に言うと、疲れる」し、「もちろん怖い。でも出勤しているならば、このために外出することもできる。自分の子猫のように思っているし、真剣な務めだと思っている」とヤンさんは語った。

 

中国の一部では、ペットがウイルスの拡散を助長しているというまことしやかなうわさが流れている。動物愛護団体によると、捨てられるペットの数は増えている。ペットが殺される様子がネット上で拡散された例もある。北京や上海では、ペットも新型ウイルスに感染するという誤った認識から、住民の多くが飼い犬用のマスクを急いで購入しているという。

【翻訳編集】AFPBB News

 

 

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★餓死した子も・・・こんな状況ですからもっと増えそうですが。

勇気のある医師たちがいることが救いですね、人でも動物の世界でも。

これがある意味、誠の医者なんだと思います。

なかなかできないことです。

尊敬します。

神様、どうかヤンさんやボラさんを守ってください

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