AFP=時事より

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00000015-jij_afp-sctch

 

 

8/8(水) 12:21配信

 

 

働くアジアゾウ、野生捕獲個体は早死に 研究

切り倒された木を運ぶゾウ(2008月19日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

 


【AFP=時事】野生の状態で捕獲され、ミャンマーの林業で木材を運搬するために強制的に集められたアジアゾウ(学名:Elephas maximus)は、飼育下で生まれた使役ゾウに比べて平均寿命が5年短いとの研究論文が7日、発表された。

 

 

  

大型哺乳類のゾウは捕獲された時点の年齢が高いほど、早死にする可能性が高いことが、1951年~2000年に記録されたゾウ5150頭分の政府機関データの分析で明らかになった。このうち全体の5分の2は、捕獲され飼育下に置かれたゾウで、もともとは野生の個体だった。

 

 

 

飼育下で生まれた使役ゾウの雄と雌の寿命の中央値はそれぞれ30年と45年だったが、これに比べて野生で捕獲されたゾウの雄と雌は、寿命の中央値がどちらも5年ずつ短かった。

 

 

捕獲時に麻酔薬を打たれたり、投げ縄で取り押さえられたりした際のトラウマや、命令に従うように動物を「調教する」荒々しいやり方、家族との別れ、これらの要因すべてが寿命の短縮をもたらしている可能性が高いと、研究チームは推測している。

 

 

英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された論文の主執筆者で、フィンランド・トゥルク大学(University of Turku)のミルッカ・ラハデンペラ(Mirkka Lahdenpera)教授は、AFPの取材に「ゾウは、飼育下での新生活から生じる長期のストレスとそこに至るまでの経験から影響を受けている」と指摘する。

 

 

アフリカゾウとアジアゾウはどちらも高度に社会的な動物であることが、過去の研究で明らかになっていた。例えば、母親から引き離された子ゾウは後々まで引きずる心的外傷を負う恐れがある。

 

 

実際に、タイの観光業者やミャンマーの木材産業業者にゾウを販売している密売人らは通常、母親からまだ授乳を受けている5歳未満の子ゾウの捕獲は避ける。

 

 

現在、ミャンマーでは約5000頭の成獣のゾウが長時間の重労働に従事している。大半のゾウは伐採されたばかりの木の幹を、密生したジャングルを通って輸送拠点や加工工場まで運んでいる。

 

 

 

■傷を引きずる

  

ゾウは飼育下での繁殖が難しいため、野生からの捕獲が常に必要とされている。

 

 

 

ミャンマーでは、ゾウは極めて貴重な労働力となっており、最大の仕事量や、休息時間などを義務付ける政府規制によって保護されている。林業に従事するゾウは休日や産休を取得でき、定年も定められている。

 

 

大半の作業は日中に行い、夜間は餌を探したり仲間と交流したりするために飼育個体も野生個体も一緒に森林に放される。

 

 

ラハデンペラ教授は、「野生で捕獲されたゾウは、生け捕りにされたことによって受けた傷を長い間ずっと引きずっている」としながら、「飼育下の個体数を増やすためのより良い代替方法を見つける必要がある」と指摘する。

 

 

かつてはアジアの大半の地域を歩き回っていたアジアゾウだが、今日では当初の生息域の15%の範囲内に分布が限定されている。現存する4万5000頭のうち、約3分の1が飼育下にある個体だ。国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List、絶滅危惧種リスト)」では、「危機(Endangered)」に分類されている。

 

 

 

アジアゾウの中には70歳を超えて生きる個体もいる。その一方で、最も劣悪な環境は動物園だ。動物園のゾウは寿命が最も短くなるとされている。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

★人と同じく、過労死では・・・

サーカスで扱われている象なども・・・  (泣)

象だけではないと思いますが