オルタナより

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180415-00010000-alterna-soci

 

 

4/15(日) 16:50配信

 

 

ザ・ボディショップ、寄付付き商品でレッサーパンダの絶滅危機救う

絶滅危機に瀕するレッサーパンダを救う

 

英国発のエシカルな化粧品ブランド「ザ・ボディショップ」は4月12日、買い物で動物と森を救う「バイオブリッジキャンペーン」を開始した。バイオブリッジは2016年にスタートした生物多様性保全のグローバルキャンペーンで、2018年は絶滅危惧種であるレッサーパンダ(レッドパンダ)の保護活動を支援する。対象商品を購入すると、1個につき約45円がレッドパンダネットワークに寄付され、ネパール・ヒマラヤ山脈に生息するレッサーパンダの保護活動に充てられる。(オルタナ副編集長=吉田広子)

2本足で立つ姿が話題を集めた「風太くん」など、愛くるしい姿が人気のレッサーパンダ。だが、森林伐採による生息地の消失や密猟などによって、その個体数は減少し続けている。

支援の対象となるネパールレッサーパンダは世界にわずか2500頭しかいないと推計され、IUCN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧種に指定されている。標高1500~4000メートルほどの山林に生息し、竹の葉を好んで食べる。

こうしたレッサーパンダの絶滅危機を救うのが、ザ・ボディショップのバイオブリッジキャンペーンだ。対象商品の「ヒマラヤン ピュリファインググロウマスク」と「ヒマラヤン ピュリファイングフェイシャルソープ」を購入するだけで、保護活動を支援することができる。

「ヒマラヤン ピュリファインググロウマスク」は、スクラブ入りの泥マスクで、フェイシャル関連で最も人気の商品の一つだという。マスクとソープには、ヒマラヤ産の竹炭が使用されているが、専用の竹を育てているため、レッサーパンダの食糧とは競合しないという。

SNSでのキャンペーンも展開している。残したい自然の写真や、大切にしたい動物の写真を「#バイオブリッジ2018」「#森を守ろう」「#レッドパンダを救おう」ハッシュタグをつけて投稿すると、抽選で10人に「エキスパートフェイスマスク」がプレゼントされる。

 

ザ・ボディショップ、寄付付き商品でレッサーパンダの絶滅危機救う

対象商品の「ヒマラヤン ピュリファインググロウマスク」(75ml、3024円)と「ヒマラヤン ピュリファイングフェイシャルソープ」(100g、972円)。100%ヴィーガン対応を実現した

 
 
■植林だけでなく、地域住民の生活を改善

 

バイオブリッジキャンペーンで集まった寄付金は、国際的なレッサーパンダの保護団体レッドパンダネットワークに寄付される。同団体は、森林を再生植林し、生息地を復元するとともに、教育の機会を提供するなど地域住民の生活をより良くすることにも力を入れる。生活のために森林伐採や密猟が行われることもあるからだ。

日本でザ・ボディショップを展開するイオンフォレストの福本剛史社長は、「まだまだ知らないことがたくさんある。知ることで、無意識のうちに少しずつ行動が変わっていくはず。顧客とこうした問題を共有し、一緒に解決していけたら」と期待を込める。

さらに、ザ・ボディショップは、全世界で化粧品の動物実験を廃止するため、キャンペーンを強化している。2019年までにグローバルで800万人分の署名を集め、国際連合に提出することを目指す。日本でもオンラインや各店舗で署名が可能だ。

 

 

 

転載以上

 

 

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