ワールズエンド・ツアー -118ページ目

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!


「陽の下の私たち」


凪ぎつつある風を背に、東の地へと一歩ずつ、
爪先には安らかなる砂の音、
まばらに点々、伸びゆく緑は繊細でも紛れもない、

見上げた夜に鳥の使い座、目を閉じ、鳴らさる指笛を聴く、
朝の光の瞬き柔和な光線の、直線のなか、踊る埃も乱反射、

花であればいつか枯れゆく、いま咲く其れの一輪ずつに願いを話す、
遥かかの地へ届きますよう、想いを託す、例え其れが重なり合らずとも、

草原に舟を浮かべた、鮮やかなる色、満たされゆく季節を想う、
ゆく途中か帰ってきたか、渡る鳥の嘴には淡紅一輪、
小さく啼いた、そこに歓喜を聞き出そうと、

澄み渡る青、流れゆく白、揺らぎ続ける陽の光、
君は僕は祈りの子供、歩み続ける旅の祈り子、

凪いで鎮まる幸福なる大地であれと、
暴るることなくいずれは仔たちが戻れますよう、
調和のなかで呼吸する、草原にて口笛を吹く、
祈りと願いは時にて果てることはない、
調和の季節に君を思う、
















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「少年は森を焼く」


その樹々は切り倒されて、根は土から掘り返された、
指先ほどの小柄な緑は皮を剥ぐよう捲り上げられ捨てられる、
暴君たちが好んだ拷問みたいに、

それを積んだトラックは、森と焼き場を行き来する、
四足歩行は毒を飲まされ、ライフル構えた迷彩服が、
逃げに惑う鳥の走る数秒先を狙ってた、
水色の水が流れてたのに、滲むオイルが赤く粘つく、
溺れた魚の白濁した水晶体、

跡にはビルが建つらしい、
張り巡らせた有刺鉄線、カナリヤたちは泣き続ける、
見る人々は嬉しそう、
〝ここには働く場所がなかったの〟って、

君は僕はそのころまだ少年少女、
君は置き去られていた若い枝を持ち帰る、
陶器のボウルに生き残った命を繋ぐ、
窓から光、きれいな水と、
「いつかはまた森になるんだよ」って君は、

枝は根を張り、小さく芽吹き、
やがては脈打つ緑を一枚つけた、
ボウルは底から割れてしまって、
君はその樹を小さな庭に植えかえた、

君より早く樹は育ち、見上げれば木洩れ陽の季、
庭には小さな森が育った、
小鳥が迷い、蝶が舞い、
見世物小屋の鹿や羊が羨ましげに眺めてた、

君は僕は生まれた森を焼き払った、
鳥が住処を作ってしまう前に、
樹々が森になってしまう前に、
自分が大人になってしまうその前に、

森はやがて同じ途をたどるような気がした、
君が僕が飲み込まれた〝文明〟を、
二度と森に遭わせたくなんてなかっただけなんだ、










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「海岸線」


マイナス200の空さえ灰に近い白、映画の街は晴れない霧に覆われていた、
粉になるまで降り注ごうとしていた雪は、まるで鏡を破ったみたいに宙にて光を跳ねていた、

冬の海の砂のように流れて消えてくれればいい、
風と波が弾け合わさる中空は、手を伸ばせばどうにか届いてくれるだろうか、

羊の毛を編み込んでいる、
鳥打ち帽を目深に被った男の眼は北極点の氷のように青白く、
扉の開いた木小屋のなかからドヴォルザークの新世界が流れっ放し、
耳がないから聴こえない、震える空気を風に向けた手のひらで、昨日の夜から感じているだけ、
行き先なんて何処にもないから仕方なく春を待ってる、

終わりを待ってるわけではない、然しは他に待つがあるでもない、
ときの流れは即ち終わりへ続く道、
冬の海の砂のように流れて消えてくれればいい、
風と波が弾け合わさる中空は、手を伸ばせばどうにか届いてくれるだろうか、

探し続けたあの場所は、春になるまで僕らを待っててくれるだろうか、
海岸線は光を東へ保ってくれる、
伸ばせばそこに、この手は届いてくれるだろうか、
















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