*ギヤ・チェンジの頃合いですわ。 | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

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「砂の器を踏みにじる」


恥をかき、傷つくことが生きること、
もしそうだとするのなら、
それもきっと悪くない、だって僕は君に逢えた、
たったそれだけかもしれない、
でもその「たった」はずっと、
ずっとずっと生きてゆくんだ、この胸に、

光はいつも微かに滲む、
手を伸ばせば砂のように流れてしまう、
それを何度も繰り返す、
流れ星の尾を追って、走り抜けるはずだった、
掬いあげたきれいな水を、
砂の器に移してたんだ、掲げたところで誰が振る旗でもない、

鳥が遠く旅立つように、
季節が僕らを運んでしまう、
感傷なんて不愉快なのに、別れを間近に迫りくる孤独を思う、
ただの孤立か、実はそれが自由そのものなのか、

見ろよ、注がれては形を失くす、
あの虚像の砂の器を、踏みにじってやればいい、
せめて地に還してやろう、所詮は無でも器の形を成していた、
誰かが水を注がぬように、跡形もなく潰すんだ、
そいつが土になればまた、新たな芽さえ空を見る、
いま、この別れに於いて、
いま、この新たな旅路の起点に立って、


赤は燻る
楽園
荒野に隻眼
ヘビとターニャの森


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 などとデレデレ過ごしてるオラですけども。そろそろギヤ・チェンジしなくては……嗚呼、とくにゴールデンぽさはなかったものの、それでも時間は流れ、現実が迫る……。
 あーもう……。





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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)



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あの人への想いに綴るうた

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