「可愛いウソを、誰もキズつけないウソを。」
⇒月曜の魔女
⇒青の旅
⇒ピースマン
⇒ここにいたこと
⇒100年ピアノ
新しい月が笑った、
誰もキズつけないウソをつけって、
例えば下らなくって失笑しちまう、
バカバカしくて吹き出しちまう、
だけど誰もキズつけない、
甘く優しいウソを吐け、
誰彼なく欺きたがる、
そんなふうに思う日は、
ちょっと休んで、つまらないことで大きく笑って、
不愉快なんて忘れてしまえ、
優しい人のことだけを、
優しいウソで「いま」を笑い飛ばすくらいの、
君も僕も喜ぶために生まれてきたはずだ、
苦しんだり悲しんだりするために、
生まれてきたわけじゃないって叫べ、
一緒に四月のバカを笑って、
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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)
あの人への想いに綴るうた
