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元CA
研修・マナー講師

キャリアコンサルタント

 

~美しい振る舞いと心が組織を変える~
『和ごころマナーラボ』
三上 順子ですブーケ2

自己紹介はこちらをご覧ください。


 

6月に入りました。

和風月名は「水無月」ですね。

梅雨時期で雨の多い時期なのに

なぜ水の無い月と書くのでしょう。

 

 

諸説あるようですが、

水無月の「無(な)」は

助詞「の」の意味で、

「水の月」という意味

という説を知ると納得します。

 

 

そろそろ全国的に梅雨入りですね。

美しい紫陽花が目に留まる季節。

穏やかな雨期であるよう願います。

 

 

《母の日にプレゼントした紫陽花。大事に育ててくれています》

 

 

キャリアコンサルタントとして

再就職のサポーをする中で、

仕事の価値や取り組む姿勢について

自分にも問いかけることがあります。

 

 

女性は事務職を

希望される方が多いのですが、

「事務職の仕事内容は

どんなことだと思いますか?」

と質問することがよくあります。

 

 

みなさんがよくおっしゃるのは、

「伝票入力」

「パソコンを使ってデスクワーク」

「書類作成、整理」

「来客・電話応対」

「営業のサポート」

「掃除やコピーなどの雑務」

などです。

 

 

 

 

「雑務」と回答されると

少しがっかります。

私は仕事に「雑務」「雑用」は

無いと思っています。

仕事をすればするほど思うことです。

 

 

「この世に雑用という用はありません。

私達が用を雑にした時に

雑用が生まれます」

 

 

尊敬する故渡辺和子先生のお言葉です。

時々思い出し、丁寧に仕事をしよう!と

自分に言い聞かせております。

 

 

雑務の定義を調べてみると、

「本来の業務とは
直接関わらない細かいこと」

「種々雑多な事務」
などとあります。

 

 

質問回答にあるような

書類整理、職場の清掃作業など

その他、単純作業のような業務を

指していることが多いでしょう。

 


 イメージとしては、

「特別なスキルは不要な仕事」

「誰がやっても結果が同じ仕事」

「付加価値が表れない仕事」

ということでしょうか。

 

 

 

 

組織の経営者、管理職の方々に

お会いして感じるのは、

仕事に情熱を注ぎ、

役割を果たしている方ほど

雑務のような仕事も緻密で

丁寧にこなしていらっしゃることです。

 

 

一方、雑務を文字通り雑に考える人は、

全ての仕事が同様に

雑な傾向にあるように感じます。

 

 

結果として、

社内外で信頼を得られなかったり、

仕事の成果もそれほど

上がってこないことが多々あると感じます。

 

 

仕事の基礎能力は

「雑務」「雑用」と言われる

基礎的な業務の中で

見えるものだと思うのです。

 

 

雑用を任されていると感じている方、

雑用だと判断し、部下に任せている方、

仕事の価値判断の

新たな視点になれば幸いです。

 

 

どんな仕事も丁寧に真剣にこなすこと、

これはビジネスに限らず

生き方そのものだと思っています。

 

 

《仕事を終えて見る美しい夕焼け。一日の無事に感謝》

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

報恩感謝クローバー