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nickのブログ

主にPA機器、PAオペレーション、音響、楽器、理論等全般について書いていきます。素人ですが、勉強しながらノウハウなどを記述していこうと思います。
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ProVisionaireTouchの新しいバージョンがリリースされましたが、ありがたいことにTFシリーズにも対応となりました。TFのラックタイプのラインナップが増えた為、設備用にTR-RACKも導入されることを見込んでの改善だと思います。

http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/peripherals/applications/provisionaire_touch/index.jsp

 

TFユーザーで且つお店の固定設備として使用している私としては、自前のStageMixが作れるという認識でいます。使用しているチャンネルのレベルや使用するボタンのみ限定して配置することで、StageMix異常の利便性を得ることができるかもしれません。

 

使ってみてからレポートします。

少し前、フロントがグルーヴを作ることについて書きましたが、その具体的な方法についてもアドバイスをいただいたので覚えとして書きます。

フロントがテーマやアドリブをするときに、フレーズよりも先にリズムを感じることだそうです。フレーズを先に考え、そこにアクセントをつける方法よりもより自然にリズムが表現でき、自然にフレーズも印象にのこせそうです。

もうひとつは、フレーズなのかでリズムのアクセントになるところ以外の音量を下げて輪郭をつけることだそうです。

自分がフルートなので、必死に音数を詰めて演奏したところで、そんなに聞こえては来ないもののようです。

譜面のことを時々書いていますが、ジャズのリード譜の位置づけは何なのだろうということについて書きます。想像が含まれますが、プロの方の話を聞いたうえでの内容が多いです。

 

多くのクラシックの場合は譜面はルールだと思います。書いてあることを指示通りにすることに加えて、書いていないことは常識、慣例で判断するのが正しいと思います。指示に関しても、指示の程度に関しては、常識、慣例に加えて、演奏者の意思を加えて演奏されると思います。その意思の部分が、演奏に個性をもたらすのだと思います。

 

対して、ジャズのリード譜の場合は、メロディー、コードに関して果たしてルールなのかということを考えてみると、そうでは無いと思います。

 

メロディーに関しては、フェイクやレイドバックの表現を無効にした形で欠かれている場合が多いので、演奏者が意思を入れる部分が多分にあります。

 

コード進行に関しては、一般的なリード筆はメジャー、マイナー、ドミナントいずれに関しても全てのテンションノートを書いてあることは無く、常識、慣例、演奏者の意思でふかされると思います。ドミナントである人がb9を入れれば、別の人は#9を入れるケースもあると思います。

 

コードの進行自体に関しても、細かいコードの進行を抜くケース、大まかに書かれているコード進行の中に経過コードを入れることも演奏者にゆだねられていると思います。

 

今わりと使われている通称黒本と呼ばれる曲集は、かなり細かくコードが詰め込まれたリード譜となっていますが、書いた本人ですら一例と言っているくらいです。ここに書かれているメロディやコードはあくまで参考なのであって、それがアウトラインである必要はあるものの、その通りにやることが正しい演奏ではないということです。

 

ジャムセッションのときに同じ譜面を持ち寄れば同じアレンジで演奏されて間違いが無いという気持ちはわかりますが、それはジャズとしての演奏とは離れたものになりかねないと思います。そして、その譜面を持っていない人が違う演奏をしたときには、その演奏者が「違っている」と指摘することになります。

 

曲集を持たず、長い演奏の中で一般的と思われるコード進行を自分の中に持っているプロのプレイヤーからすると、それをアウトラインにして、それ以外の演奏が来たときには演奏中にあわせられる部分はあわせ、それが難しい場合はヘッドアレンジで確認する程度だと思います。


長々と書いていますが、要点は最初に戻り、ジャズのリード譜は参考資料であってルールではないということです。だから、譜面を妄信する演奏では、周りの音を聞いて演奏を変えたり、自分の意思で演奏を変えたりする余地がどんどん狭くなるので、演奏者としては危険な進め方のように感じます。

 

(厳密に言うと絶対に入れなければいけないテンションや決めのフレーズなどはその曲での「ルール」ということになると思うので、それに関してはおそらく譜面を持っている人ももっていない人も同じ認識で演奏できる気がします。リード譜に書かれている全てがルールではなく、ルールも含む参考資料という言い方が正しいかもしれません。)

プロがホストをするセッションで、ホストの方に指摘されたことがあり、かなり目から鱗が落ちました。また、ほかの方の指摘ともリンクしたので書いてみます。

 

プロがホストのセッションでその時のセットがプロの場合はうまくいくのに、セッション参加者と一緒に演奏するとうまくいかないのは、漠然とバックの演奏に原因があると感じていました。しかし、それが真実かどうかはともかくとして、フロントがそれを改善する立場にあるということを指摘されました。

 

例えば自分がフロントで、ピアノトリオがすべてプロの場合には、その正確なバッキングに対してただ乗るだけでよいと思ってしまいます。そして、それがうまくいったときには、自分は上手だと錯覚してしまいます。

 

しかし、そうでないケースでドラム、ピアノ、ベースが初顔合わせで、レベルも経験も違い、お互いの癖もわからない場合、フロントとしてはどこに乗っかればよいのかはわかりません。結果、どこかのミスや不安定なところにつられて自爆します。

 

大事なことは二つあると思います。

 

まず、フロントである自分がグルーブを作ることです。たとえが正しいかわかりませんが、フロントで演奏しながらドラムのレガートやベースラインを演奏しているような気持になることでだと思います。かつて自分が乗っかっていた立場が逆になり、不安定なリズムセクションがフロントに乗っかるという形ができる気がします。

 

もう一つ、ほかの演奏者のタイム感やノリを聴いて合わせるのではなく、自分のタイム感やノリを大切にしてアンサンブルをすることです。それぞれの演奏者がお互いを聴きあって合わせようとすればするほど、理論的には遅れていくと思います。全プレイヤーがよーいドンでスタートし、それぞれのタイム感やグルーブで演奏した時、それが同期しなかったときだけ微調整をするという方法が最良なのではないかと感じました。

 

もちろん自分のタイム感やグルーブがない状態の時は、メトロノームで練習し、プロのホストの胸を借りて乗っかる方法が良いと思います。しかし、そこからさらにレベルを上げるためには、自分のタイム感やグルーブで周りを引き込む演奏をフロントがする必要があると思います。

 

そのあたりを鍛えるためには、フロント楽器と言えども、完全ソロで演奏する練習をすることかなと思います。メトロノームもカラオケもなしで脳内アンサンブルをした後、録音を聴いてどれくらいグルーブが出せていないかを把握することだと思います。バーチャルメトロノーム練習、バーチャルカラオケ練習が自分のグルーブを出す為の最良の方法のように感じます。

最近は音楽大学でもジャズを教えているところが増えてきています。その流れで、その大学の講師が主催するセッションに生徒が参加するケースに時々遭遇します。大学に限らず、ジャズ教室も今は充実してきています。

その事自体は問題ないと思いますが、先生と生徒という関係を一般のジャムセッションに持ち込まれると、時々辟易としてしまいます。

かつては当たり前のことだったかもしれませんが、アマチュアの参加者は自分も含め独学に毛の生えたような状態です。純粋培養で育てた生徒とは立ち位置が違います。

生徒を過剰に丁寧に扱うセッションは、場合によっては依怙贔屓にうつる場合もあるし、内輪だけで盛り上がり、一般の参加者は入っていけない雰囲気を作ります。「初めて参加しました」、「うん。上手上手。」みたいなノリです。ちょうど参加者の親が付いてきているような雰囲気です。逆に守られ過ぎて生徒さん自体にも悪影響があるように思います。

一般の参加者がいるセッションでは、できれば先生と生徒の関係は持ち込まないでやっていただけることを望みます。指導目的は授業でやっていただきたい。

少し前の主宰セッションで、演奏者が演奏したい曲が1曲でも演奏できるのかということで参加者と少し揉めたのでちょっと書いてみました。

 

まだ勉強中のピアニストですが、Donna Leeを練習してきたから演奏できる機会をほしいと言われ、断りました。同じピアニストで私がフロントの時に一度演奏していたのですが、今回はフロントも多くそのような組み合わせにならなかったからです。そのことでセッション後にクレームを受けました。

 

そもそもホストのいないセッションでピアニストが曲をリクエストできるケースはあまりないセッションなので、それを踏まえて参加していると思っていましたが、「金と時間を使って参加しているのだから、演奏したい曲をできるのは当然」というような口調でした。

 

しかし、主宰セッションはホストのいないセッションなので、すべての参加者が同じお金と同じ時間を使って参加しています。それぞれが全員自分のやりたい曲を演奏することはできません。

 

また、前回フロントが簡単そうに演奏していたと勘違いしたのかわかりませんが、フロントプレイヤーにとってはかなりの難易度の曲で、ジャムセッションでもフロントがリクエストすることがあってもサイドマンがリクエストするのはかなり奇異です。

 

逆のパターンで、若いサックスプレイヤーがそのピアニストとのセットでGiant Stepsをリクエストした時に、私はそれを却下しました。却下しないで演奏することもできましたが、おそらく準備無しでできる曲ではないはずです。
 

客観的にみてそのセッション、そのセットに良い曲を選択することがホストのいないセッションでの大切なことだと思います。そして、私がフロントであっても私が演奏したい曲というよりは、このセットでできる120%くらいのチャレンジ曲を想定してリクエストすることが多いです。

 

私もプロがホストのセッションに行ってホストと私だけになったときだけは私が演奏したい曲をリクエストする曲があります。ただし、ホストがメモリーしていないようなトリッキーな曲をギリギリ避ける形でジャムセッション向きだがあまり演奏しない曲をチャレンジすることになります。そういったところがホストありのセッションとなしのセッションの大きな違いのように感じます。

 

 

ジャズの場合は、ロックと比べればアコースティック楽器をアコースティックのまま演奏するということが多いです。だから、リスナーによってはEベースはもとよりEギターすら認めないという方もまれにいらっしゃるようです。

 

アコースティック楽器奏者やボーカリストから見ると電気楽器というものに対しての理解がもう一つな気がするので、一応言及しようと思います。

 

ジャズに限った話ですが、例えばボーカルやピアノがバランスとして音量が小さい場合マイクを使ったりマイクを立てたりします。多少マイクの癖はあるにせよ、ほぼ音質をできるだけ維持して音量を稼ぐのに使います。ボーカリストはマイクをうまくコントロールして効果を出す人もいると思います。

 

アコースティックベースに関してもアンプにつなぐケースが多いと思いますが、これもあくまで生音の補助的な意味合いが強いと思います。

 

しかしEギターの場合は少し事情が違うということをほかの楽器の人はわかるべきだと思います。それは演奏や音に関してギターアンプの関与する割合が非常に大きいということです。

 

Eギターの仕様がフルアコであったりセミホロウであったり、あるいはソリッドであったりですが、この違いの部分の占める割合と同等かそれ以上にギターアンプの特徴の方が影響を与えます。なぜならEギターはほかの楽器のようにただ音量を稼ぐためだけにPAをつないだ場合には、まったく音楽的な音色にならないのです。

 

だから、ギタリストどうしが集まれば、ギターアンプの方式の話になり、トーンやゲインのセッティングの話になり、リバーブの方式や量の話になります。Eギターにとっては、ギター部分とアンプ部分がセットで楽器であり、その奏者のアイデンティティなのです。

 

だから、アコースティック楽器の人は、こういった会話を小バカにしたような態度や気持ちになることは絶対にあってはならないことだと思います(実際にそう思っていたりそういう会話を聞いたことがあるので)。自分の担当していない楽器のことはいい加減な想像で語るべきではないと思います。

 

結構曖昧な書き方をしたので、少しだけ具体的な話を書きますが、マグネティックピックアップとギターアンプの組み合わせで、トーンとゲインを丁度良くセッティングすることで、ダイナミックレンジがそのまま音色のコントロールとリンクします。セッティングによってはフォルテ時に甘く歪みフレーズに効果を与えます。そして、それはピッキングの強さで細かくコントロールできます。真空管のプリアンプを好む人が大勢いるのはこの時の音色の変化が、オーディオの増幅と違って非常に効果的で、演奏の幅が広がるからだと思います。

 

私も今はギタリストというわけではありませんが、かつてはロックギターなどやっており、ロックではかなり当たり前のことなのですが、ジャズの場合にはそのことをわからない人もいるようなので、私が書くべきではなかったかもしれませんが書いてしまいました。

 

 

最近はジャズバーでも禁煙の店が多く、自分がジャムセッションを企画している店でもタバコは店外になってます。

そのためもありますが、どちらの店でも最近は自分の演奏が終わるとすぐにタバコを吸いに出て、次の演奏まで戻ってこないくらいの人が少なからずいるようになってしまいました。

タバコが我慢できないからなのか、人の演奏に興味がない事の口実にタバコを使っているのかわかりませんが、人の演奏に興味の無い人はことジャムに関してはそこでその人の音楽性は停止してしまう気がします。加えて、それをされている演奏者のモチベーションも下がりっぱなしです。

タバコ全面禁止とか、外出禁止とかはしませんが、限度というか程々にできないものだろうかと思います。この事を自分の企画セッションで言ったことはありませんが、自然にそうでない人が中心に盛り上がって行ってくれることを期待しています。

共感は少ないかもしれませんが、思ったので書いてみました。

 

なかなかヒップホップやラップミュージックに触れる機会がありませんでしたが、たまたま社会人ラップバトルを取り扱ったニュースがあったので見る機会がありました。ラップバトルのルールなどもよく知らなかったのですが、結構ジャムセッションに通じるものがあるなと思います。

 

ボキャブラリーはかなり多く持っていないとまずは戦うこともできませんが、自分の持っているボキャブラリーに加えて、相手の言っていることもすべて聞いたうえで対応しなければいけないので、自分の言いたいことだけいうのよりもかなり難しい気がします。

 

先攻後攻でトータル4回、バッキングも長さも決まっており、慣れていないとリズムに乗れなかったり時間が余ったりしてしまうということにもなるようです。歌詞は韻を踏みつつ、単調なリズムにならないようにアドリブで言葉を詰まらせたり休符を入れるテクニックがあります。

 

たまたま芸人さんのとろサーモン久保田氏がこの催しで過去優勝していたのですが、今回は大会に参加していないのに流れで1試合だけ参加することになりました。その内容が結構圧巻でした。相手の言ったことを消化し、リピートできるほど覚えたうえで、自分のボキャブラリーで戦えれば、勝負としては圧倒的です。

 

ジャズの言葉をわかっていて、ルールの中で、相手の演奏をよく聞き、それに対応してこちらも演奏するというところが共通点が多いと思います。

 

余談ですが、罵りあうバトルなのに、終わった後は割と打ち解けているところが、そういったコミュニティなんだなと不思議な感じですが、独特でした。
 

ずいぶん以前にも書いたことがありますが、ジャズのライブとセッションを試験に例えると、ライブは期末試験であるのに対し、セッションは実力試験だと思います。


相当上手だと思っていた若いプロやセミプロのフロントプレイヤーが、ジャムセッションで一緒に演奏する人の選曲で意にそぐわない曲を演奏した時に、アドリブ中に固まっていたりする光景を最近立て続けに見てしまっています。

 

ライブの場合、曲が決まっていて、メンバーが決まっていて、準備期間があるので、想定されることをあらかじめ準備しやすい気がします。メンバーを知っていれば、癖などもおそらく把握できるだろうし、当日思わぬ展開になるとしてもある程度は想定できる気がします。

 

対して、セッションの場合は、先の例のように得意でない曲が選曲されたり、たまたましばらくやっていない曲だったり、一緒に演奏するメンバーが思いもしないことを仕掛けてきたり、あまり上手でなかったりすることがあると思います。試験でいえば、知らない問題だったり、思い出せない問題だったり、問題の意味が良くわからなかったりということになるかもしれません。

 

自分に関しては実力試験ばかりして期末試験はほとんどできていないのですが、実力試験であるところのセッションではできるだけ選曲を任せ、且つ苦手な曲でも断らないということをできるだけしようと思っています。

 

そして、わからない問題が出てもとにかく答案用紙を埋めることに努めます。わからない問題があっても、そのあとの問題を見て前の問題の答えがわかることもあります。アドリブを後にしてもらって、人のアドリブを聴いて答えを推測する場合もあります。そんな感じで、間違っても埋める癖をつけることで、だんだん間違わなくなるようになるのではと思います。そして、持っている力を駆使して、満点は取れなくても及第点を目指します。

 

先のジャムセッションでアドリブ中に固まってしまっている若いプレイヤーは、おそらく正解しか書きたくないと思うからなのかもしれませんが、ところどころ空欄になってます。空欄が多いと曲としてかなりおかしなものになってしまいます。

 

ただ、逆に考えると、期末試験であるライブは、そのような部分がすべてクリアされていると考えられるので、失敗ができない試験ということも言えます。また、範囲がわかっているので応用問題が出る可能性もあります。いずれにしても想定できることを想定して臨み、実力以上の結果が出せるように目指したいものです。