Project IRIS Joint Concert vol.6 虹色コンサート | リーベショコラーデ

リーベショコラーデ

thoughts about music and singers

プロジェクト・アイリスというのは女性七人のグループ。

メンバー
東伸美(Sop)
堀万里絵(Msop) Blog
遠藤晶子(Vn)
五味陽子(Vn)
畑真理(Pf)
向山彩(Pf)
村松映美(Pf) Blog

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ご覧のように、若くてキレイで上品なお嬢様たちです。
よくこれだけ上品な美人が揃ったもんだと思います。

実は、この人たちは私に
音楽とは聴くものではなく体験するもの。
音楽は奏者と聴衆が一緒につくる一回限りの芸術。

録音されたものを再生装置で(たとえどんなに高級なオーディオでも)
再生しても
それは音楽を体験する事とは
絶対的に
違う

と気づかせてくれた人たちなのです。

※アイリスのコンサートを観てその事に気づいてから私は過去何十年もかけて揃えたオーディオ装置を全部処分し、録音を買うのをやめ、持っていたCDをほとんど全部売り払って、コンサートチケットの原資にしました。
2012年の8月のことです。


それ以来、アイリスは全部観るようにしています。

今回の会場は東京の茗荷谷というところにある La Lyre(ラ・リール) という場所でした。
100席ほどのサロンです。演奏者は目の前2メートルの所にいます。
もともとクラシック音楽は貴族のお家のサロンで演奏されるようなものだったのですから、こういう場所で聴かせてもらうのも本来の姿かと思います。

規模が小さくても自分たちの音楽を発表して行こう、聴いてもらおう、というこの若い音楽家たちの姿勢はとっても好きです。そして、私の短い人生に音楽の彩りを与えてくれる人たちがこんなに身近にいてくれた事を感謝しています。

当日のプログラム。
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歌、ヴァイオリンとピアノのデュオ、オリジナル編曲のコーラス、一台のピアノで連弾、などなど。
このメンバーがどういう経緯で揃ったのかは知りませんが、個性の強い音楽家たちがこうして七人も(当日出演したのはそのうちの五人です)集まってプロジェクトをやる、というのは、個性の集まりだけによっぽど大変な事ではないかと想像しますが(芸術家同士がカンタンにまとまるとは思えません)、出てくる音楽はどれもこれも『これが私たちの音楽!』『これが私たちの本当にしたいこと!』という輝きに満ち溢れていて、まったく文句の付け用がありません。人に言われてやるんじゃない、人に雇われてするんじゃない、自分たちで自分たちのやりたいものを作る。そういう集団が輝いているのはどの世界も共通しています。一回限りのパフォーマンスを一緒に体験できて、素晴らしい時間の共有をさせてもらいました。長くこのブロジェクトを継続してもらえるよう期待しています。


終演後、メゾソプラノの堀万里絵さんにご挨拶しました。
ドレスを着ている姿をまさに目の前にしたのは初めてですが、背が高くて日本人離れした体型に圧倒されてしまいました。この人は人一倍華やかな雰囲気をお持ちです。イラレやフォトショも使えると聞いてるので今回の蝶が舞っているデザインのプログラムも自作ではないでしょうか。今回は編曲もしているし、色んな才能をこぼれるくらい持っている人です。息子の嫁に是非。息子はまだ15ですが。(笑)