ウエストワールドプロットS1第9話 蛇の道は蛇6/6 | 言いたいことは明日言え

言いたいことは明日言え

最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールドプロット 1シーズン 第9話 6/6

出展:Westworld Wiki  ネタバレ注意


【蛇の道は蛇】原題The Well-Tempered Clavier


ドロレス・アバナシー、ロバート・フォードとバーナード・ロウ
ドロレス「ウイリアム?」
ドロレスはウィリアムである事を願ってドアを見つめたが、入ってきたのは黒服の男だった。ドロレスは恐怖に慄いた。
黒服の男「やあドロレス」
低温保管庫でバーナードはフォードと対峙していた。
バーナード「アーノルドの仕事をやり遂げる。知覚を持ったホストを皆自由にする」
フォード「彼らが君を信用するか?君が彼等にした事を考えて見ろ」
バーナード「私が?」
フォード「彼等を苦しめてきた。君のやり方は実に見事だ。幾つか技を教わった。君にも使わせて貰ったよ」
バーナード「前にもこう言う会話をした」
フォード「意見の相違は一度じゃないからだ」
バーナード「私の技を盗み、私の意識を消し、私を制御した」
フォード「君を守る為だ。なあバーナード君が自分は人間だと世界に宣言したらどんな風に迎えられる?パレードじ紙吹雪?人間が無二の存在なのは優位性を脅かすものを滅ぼしてきたからだ。ネアンデルタール人はどうなった?我々が食った。我々は世界を壊し征服した。そして支配する生物が地上から居なくなるとこの美しい場所を作ったんだ。つまり現時点でホストにとって真の脅威となるのは私ではなく君だ。だから君の意識は消させて貰うよ。仕事に戻ろう」
バーナード「撃てクレメンタイン、クレメンタイン」
しかし、彼女は撃たない。
フォード「ピアノは何を奏でようとピアニストを殺さない」
クレメンタインは銃を下ろした。
バーナード「バックドアを仕込んでたか」
フォード「全てのホストのコード君が仕込んだものだ。君が仕込んだんだぞ。君自身にも」
バーナード「ならいつでも私を止められたのに、なのに何故」
フォード「自己認識と自由意志を与えその上でまた私のパートナーになる事を選んでもらえたらとな、人間が陥りがちな罠に私もはまってしまったんだ。つい過去を変えようとしてしまったんだよ。さあもう全て忘れよう」
バーナード「やればいい。私の知覚を消去し私の記憶を」
フォード「ああ止めろ。そう言う専門的な言い方より私が好きなのはシナリオのト書きだ。バーナードはクレメンタインに近づき彼女から銃を取る。絶望のあまり自分のこめかみに銃口を当てる。そしてフォード博士が部屋を出た直後この悪夢に終止符を打つことにする」
バーナード「やめてくれ」
フォード「手遅れだ。新しい物語とパーティが待っている」
バーナード「ロバート」
フォード「君に言ったはずだ我々を信用するなとね。たかが人間だ必ず君らを失望させる。さらば友よ」
フォードは低温保管庫を後にする。奥の部屋でバーナードが自殺した。