奥新川駅訪問記〜県庁所在地にある最強の秘境駅〜 | 新米鐵道旅!※こちらでの更新は終了しました

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行ってしまった…
誰かさんの秘境駅に降り立った際の名言ですね。
今回も似たような状況です。
さて、今回は東北最大の県庁所在地、仙台市にある驚愕の秘境駅、仙山線の奥新川駅を訪問しました。
仙山線あるあるのどこかの国を感じる駅名標。
見てください皆さん。
これが仙台市青葉区です。
青葉区と言うと仙台駅もある仙台市で一番栄えている区ですよね。
しかし青葉区は大変大きく、仙台駅から西は愛子、そして新川までも青葉区としてカウントされています。
新川さえも秘境ですが、ここは奥新川です。
言わずもがな。
一応交換設備は兼ね備えています。
ちなみにここの一日の乗降客数は16人。
逆に16人もいるのか。
出口は一つだけです。
ん?なにやら書いてありますね。
ようこそ…?

ようこそ!!秘境奥新川へ。
なんと公式で秘境と明言されています。
これで秘境と言いやすくなりましたね。
駅舎はこんな感じです。
申し訳ないですが、初見のときは公衆トイレと勘違いしてしまいました…
ちなみにトイレは右側にあります。
トイレあるのか…
ちなみに駅前はこんな感じ。
砂利道を降りると民家が数件ありますが、集落というほどでもありません。
結構な家に人が住まれているので、何しに来たかもわからない変人が下に降りるのはやめときました。
ちなみに奥新川駅唯一の希望、奥新川ラインという吊り橋があるのですが、危険ということで通行禁止、廃止になりました。
あらま。
一応ヨンパチ線(国道48号線)から別れた場所に道があり、駅に車で来ることもできますが、道がとんでもないのでやめといたほうが無難です。
駅舎内はこんな感じ。
小さいながらもコンパクトに役目を果たしています。
窓口がありますが、1985年には無人化で使用を終えていたそう。
その前の1971年にもう切符の販売などを終えているそうで、その後は貨物を運ぶスタッフの人の詰所のような扱われ方だったそうです。
約40年間使われていないだけあって、カーテンにはごみがいっぱい。
隙間から中を覗こうとしましたが、みっともないので辞めることに。
お知らせディスプレイがなんと壊れていました。
今まで色々な田舎駅に行きましたが、これが壊れていたのは初めて。
ちなみに右には奥新川駅が栄えていた頃の写真が掲載されていました。
クソうるさいで有名な作並トンネルの貴重な建設写真もありましたので、興味のある方は見に来てみてください。

赤いやつ、ありました。
こいつは基本どこにでもいます。
駅ノートもありましたが、随分荒らされていました。
わざわざこんな所まで来て暇ですねぇ。
標高374mの場所にあります。
仙山線の中でトップかと思われましたが、面白山高原駅がいました。
ラスボス。
ちなみにこの奥新川駅ですが、面白山高原駅と共に近年止まる列車が減ってきました。
快速は止まらないのは勿論、普通列車でさえも早朝便は奥新川駅、面白山高原駅をスルーパスします。
西仙台ハイランド駅、八ツ森駅と同じ運命を辿りそうなのがなんとも。
ちなみに2番線の後ろにもう一つ線路があったんですよ。
草に囲まれていましたが。
3番線が存在していたのか、列車の引き込み線として利用していたのか…
40分ほど探検し、ようやく列車が来てくれました。
これほど安心するものはない。
仙台から1時間、本数もそこまで少なくなく、仙台市青葉区にある面白い秘境駅、奥新川駅にぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
それでは。