運が全くなかった不運の列車、e331系を解説。 | 新米鐵道旅!※こちらでの更新は終了しました

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今回は使えない列車e331系について解説します。


Wikipediaより参照しました。ありがとうございます。

2006年、e233系中央線デビューによって鐵道がかなりざわついていた頃です。e233系もここまで拡大するとはまだ思われていませんでしたね。この列車は、試験車e993系で得た重要なデータを使った車両として京葉線に導入されました。当時の京葉線は中古車天国。

この列車は、この全てを置き換える可能性を持っていました。まずは一編成、量産先行車として走りました。列車は14両編成。ちょっと長かった。この時はまだ良かった。

車内はクロスシート、ロングシートを転換できるハイテク仕様。車内ディスプレイも当時の最新型を導入しました。

この列車の何よりの特徴。連接台車です。

通常の列車は「ガタンゴトン」ですが、連接台車は「ガタン!ガタン!」といった音がします。何故なら車両と車両の継ぎ目に台車を置いているからです。他には小田急VSE (定期運用終了2023年引退予定)、小田急HiSE (2012年小田急撤退、現在は長野電鉄で湯けむり号として活躍)、小田急RSE(2012年引退、現役で現存せず) 、江ノ島電鉄、東急世田谷線などがあげられます。まぁかなり少なくなりました。

しかし2007年、e331系に最初の悲劇が襲います。連結部に亀裂が入ったのです。理由は、台車の強度不足。一年半ほど修理していました。

2008年12月、運用を再開しましたが、2009年5月に再び運用から離脱しました。これは調べた中ではこのようなことが起こらないように、車体の強度を測定していたとか。2010年4月、再び営業を再開。しかしここで脅威が迫ります。

E233系5000番台の登場。現在の主力車両です。

e331系は置き換えから外れていましたが、中古車たちは次々に置き換えられました。因みに今になっても謎に209系が京葉線に一編成だけ残っています。そろそろ武蔵野線に転属かな?

そして終焉を向かえます。

2011年1月に運用を離脱してから、今までのように運用に復帰することなく、2014年4月、

三年間放置された挙句、ef64に長野総合車両センターに連れてかれました。

失敗の原因は、連接台車でしょうか。

これのせいで故障が起こったと言っても過言ではありません。連接台車は使いづらい、この言葉を決定づけました。

後は、設置予定のホームドアに合わなかったというのが言われています。稼働したのは約一年と聞いています。本当に可哀想ですが、個人的には、折角一生懸命データを造って散っていったe993系のほうが可哀想。他にも何かに生かされていたら良いなと思います。

鐵道の歴史、鐵道界隈に大きなインパクトをもたらしたe331系。引退して8年。今なお過去最大の謎列車として語り継がれます。