東北の鐵道はどうなってしまうのか。一路線ずつ解説 | 新米鐵道旅!

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先日、JR 東日本からこのようなことが発表されました。 

とうとう廃線の話が来てしまいました。

今のJR の状況を見れば納得できることですが宮城県民の私からすると、かなりショックなことです。今回は廃線の危機にある東北の鐵道を一路線ずつ紹介して、少しでも多くの人に、今の東北の鐵道の現状を知ってもらうことに繋げたいと思います。かなり長くなると思いますが、余裕がある時にみていただけたら幸いです。


1.廃止を免れる路線

廃止になる路線もあれば廃止にならない路線もあります。まずは廃止を無事に免れる路線を紹介します。 

石巻線

宮城県の小牛田~石巻~女川間を走る路線 

理由としては2つあって、1つは廃線協議基準1000を超えていたこと、2つ目は、貨物が走っていることです。小牛田~石巻間では貨物輸送が盛んで、そこでのパイプを結んでいるのは石巻線です。そのため当分の廃止はないと思われます。


石巻線の列車です
2022年2月撮影 石巻駅にて
左沢線 
山形県の山形~寒河江~左沢間を走る左沢線。
輸送密度はローカル線ではビックリな3000超え。地元の高校生が定期的に利用をするため、そう簡単に無くせるものではありません。
ですが寒河江~左沢間は廃止にはならないものも個人的には廃止のムードが漂っている気がしました。乗車はお早めに!

2022年4月撮影 山形駅にて
東北本線
上野~宇都宮~福島~仙台~盛岡間を走る東北の大動脈。東北本線が廃止になったら東北の終わりを示すと思うのでまだ絶対にないと言い切ってもいいと思います。

2022年6月撮影 仙台駅にて
田沢湖線
盛岡~大曲~秋田を走る秋田新幹線との並行在来線。圧倒的な輸送密度を誇っていますので全くないと言い切れます。
男鹿線
秋田~男鹿間を走る男鹿線
左沢線と同じで通勤通学路線として重宝されています。
水郡線
茨城県と福島県を走る水郡線こちらは私も少し意外でした。詳しいことは分からないですが、おそらく通学路線として使われているものだと思います。
磐越東線
福島県のいわき~郡山間を走る磐越東線。
こちらも少し意外です。磐越東線はもっとうまく使えばもっと採算がとれる路線だと思っています。
1. 廃止協議が行われる予定の路線
大船渡線
岩手県の一ノ関~宮城県の気仙沼駅~岩手県の盛駅を結ぶ路線。東日本大震災の影響で、気仙沼~盛間はbrt (バス代行)がおこなわれております。輸送密度としては惜しくも届きませんでしたがポケモントレインなどが走っているので当分の廃止はないと思われます

2021年8月撮影 気仙沼駅にて 
陸羽東線
宮城県の小牛田~鳴子温泉~山形県の新庄までを結ぶ路線。こちらも輸送密度は少し足りず。 
ですがこの路線は鳴子温泉~新庄間が足を引っ張っている感じがありますし、快速湯けむり号で採算が採れているので当分の廃止はないと思われます。

2022年5月撮影 仙台駅にて 快速湯けむり号
釜石線
岩手県の盛岡~釜石間を走る釜石線。
Sl 銀河が頼みの綱の路線です。釜石線も惜しくも届きません。なんと頼みの綱のsl銀河が来年の3月で引退するため、これからは観光客を集めるのに苦労する可能性があります。
五能線
秋田県の東能代~青森県の深浦~弘前を結ぶ五能線。こちらも足りず。釜石線と同じように観光列車が頼りの路線です。リゾートしらかみ号がとてつもない人気があったり日本一の絶景と呼ばれる絶景が売りの路線のためリゾートしらかみ号が引退しない限り廃止はないと思います。
八戸線
岩手県の久慈~鮫~青森県の八戸を結ぶ八戸線。
輸送密度はギリギリ足りず。こちらも三陸鉄道と青い森鉄道とのパイプ線になっているためまだまだ残るものと見れます
陸羽西線
山形県の新庄~余目を結ぶ陸羽西線。
現在古口駅付近の道路のトンネル建設工事のため2年間運休しています。輸送密度が大幅に下回っているだけに一部では廃止の噂も出ていますが、「2年間運休」といったなら2年後に動かすのが普通だと思いますし、何も言わずに廃止みたいなことは普通に悲しくなるので出来ればやめて欲しいです。
大湊線
青森県の野辺地~大湊間を走る大湊線。
青森県の右側の角のような場所を走りむつまで向かいます。輸送密度を大幅に下回っているだけに非常に危ない気がします。少なくとも大湊~下北は危ないです
津軽線
青森県の青森~蟹田~三厩間を走る津軽線。
こちらも輸送密度は大幅に下回っています。
特に非電化の蟹田~三厩間は危ないです。
米坂線
山形県の米沢~坂町間を結ぶ米坂線。
こちらも大幅に輸送密度は下回っているだけに廃線協議があってもおかしくありません。
しかし快速べにばな(新潟~米沢)があるのでそう簡単に話が進まないと思います。

2022年7月撮影 今泉駅にて
(余談ですが次のネタは米坂線です)
花輪線
岩手県の好摩~鹿角花輪~秋田県の大館を結ぶ路線。
この路線は東北のなかでも特に危ないと思われています。途中の区間は東北で一番低い輸送密度になっています。少ししんどいかも 
気仙沼線
ここからラスボス級のローカル線が出てきます
まずは気仙沼線。宮城県の前谷地~気仙沼間を走っていますこちらは東日本大震災で路線の3分の2が廃止となりbrt(バス転換)で運行しています。しかし、前谷地から柳津は鐵路がまだ残っています。今回の対象はこちらです。輸送密度は大幅に下回っていたり、前谷地柳津間でもbrtが走っているので鐵道部分はもう用済みなのかもしれないです。今後特例でかなり早く話が進みそうです。

2022年2月撮影 小牛田駅にて
北上線
岩手県の北上~秋田県のほっとゆだ~横手を結ぶ路線。こちらもかなりひどい状況です。キハ110系一両でもガラガラなのを見るとしんどいのが分かります
只見線
東北の秘境、絶景路線です。新潟県の小出~会津川口~七日町を走り、終点は会津若松に行きつきます。現在2011年7月豪雨で会津川口~只見間は運転見合せをしています。
今年2022年10月1日に復旧予定です。
しかし輸送密度はとてつもなく低いのです。
ではJR はなぜ復旧させたのでしょう。
答えは地元自治体の支援があったからです
なのでJR もそれにしたがって復旧させたのでしょう。そして、そう簡単に廃止に出来ないと思います。
山田線
とうとう一番の秘境路線です
岩手県の盛岡~茂市~宮古間を走っています
そもそも山田と言う名前は三陸鉄道の陸中山田駅です。実は東日本大震災の影響で現在の三陸鉄道の宮古~釜石間が長い間普通となっていました。被災前は山田線だった場所を三陸鉄道が買い取り直しました。そのため山田に行かない山田線が誕生しました。
山田線は豪雨で被災したときがありましたが、しっかり復旧させました。ですが今度被災したら、もう直さずに廃線になると思います。山田線内でも廃駅が何駅が出ているので、もう存在意義がなくなってきていると思います。
東北の私鉄、三セク
仙台空港鐵道アクセス線
結論から言いますと廃止はないです。値段は高いですがかなり重宝されている路線です
阿武隈急行
阿武隈急行は幾度となく被災しています
水害、地震などが起こるたびに半年間程運転見合せしています。正直かなり厳しいかなというのが本音です。

三陸鉄道
三陸鉄道もおそらく通学路線として安定していると思われます。観光客も多いですしね。
福島交通飯坂線
飯坂温泉までいく路線です。実際に乗りましたがかなりの人数が乗っていたので大丈夫だと思います。
山形鉄道フラワー長井線
こちらも乗ってきましたが、通学路線として活躍していました。鐵道の一番の乗客は高校生ですね。
由利高原鉄道
由利本荘~矢島間を走る鐵道。 
こちらは私も乗ったことがないのであまり分かりませんが、こちらも通勤通学路線として活躍しているものだと思います
秋田内陸縦貫鉄道
大館から鷹ノ巣を結ぶ路線。
こちらは鐵道ファンや通勤通学路線に使われていますが、少し厳しそうです。皆さんで乗って守りましょう! 
弘南鉄道
青森県で2つの路線を持っています
こちらは地元の方々で使われている印象です。まだ残るんじゃないかなと思います。
津軽鉄道
ストーブ列車で有名な津軽鉄道。冬は全国からストーブ列車目当てで乗りに来る人は多いのではないでしょうか。しかし赤字のため、みんなで乗って守りましょう!
4.廃止になった路線
近年で廃止になった路線を紹介します。
岩泉線
山田線の茂市~岩泉まで向かう路線でした。
2012年の豪雨で不通となり、2014年、一度も復旧せず廃止となりました。日本一の過疎路線として有名でしたので復旧するはずがないよなとは思いました。被災していなかったらまだあったかも?
くりはら田園鐵道
2007年、経営悪化で廃止になりました。
宮城県の石越駅~細倉マインパーク前駅まで走っていました。現在若柳駅で、くりでんミュージアムとして車両展示、その他いろいろなものが残っている面白いところです。私もいってきましたが、また復活できるのではないかという活気でした。



2022年6月撮影 若柳駅跡にて
十和田観光電鉄
青森県の南部地方を走っていた路線。2012年に経営悪化で廃止になりました。現在は少しの遺構が残っています。



とても長い記事になってしまいすみませんあせる
少しでも多くの皆さんで東北の鐵道に乗っていただきたいという思いで書きました。
旅の候補地に東北も入れていただければ幸いです。先程、宗谷本線の秘境駅抜海駅が廃止との方向で進めているとJR 北海道が発表しました。地元自治体は反対しているようです。廃線、廃止はマイナス的にとらえられ過ぎていますが、地方自治体がまた新たな一歩を進める大きな一手になると思います。対象の自治体の方々、どうか前向きに捉えることをおすすめします音符