コントロールとスピードと安定

コントロール（ここでは場所のこと）とスピードは「安定」という視点から考えてどうでしょうか？

相反するものかと思いきや、表裏一体と考えるべきだと思います。

つまり、あなたのコントロールできる範囲のスピードが武器となるスピードであり、コントロールできないスピードは武器とならないスピード、ということなのです。

あたりまえのことかもしれませんし、反論もあるかもしれません。
ただ、経験上こう思うのです。

ということで、何事もコントロール重視です。

ただ、「コントロール重視」ということで小手先で打つようではもともこうもありません。しかし、小手先に走るケースも多いのです。

例えば。あなたがだんだん上手くなると、あなたよりも実力の劣る人もでてきます。そんな人と練習や試合をするとします。あなたが日頃のように打つとその人は取れません。それであなたはその人にとってとりやすいボールを打つのです。この時、どうやって打てるかが問題です。けっこう小手先でコントロールする方が多いのです。こういう時も日頃のようにきちっと体を使ってコントロールできるかどうかが肝心です。

ちなみに「コントロール」とはあなたがイメージしたとおりの球質、速度、コースのボールをイメージしたとおりに打てる確率のことです。この確率が高いと次の動きもスムーズになりますが、確率が低いと悪くなります。
この「コントロール」、他人にはわからないようでわかるのです。コントロールできている人は自分の繰り出すボールの速度と自分の動きが同調しています。例えば、打ったらすぐに構えているとか、すぐに前に詰めているとか、そういうことです。コントロールできていない人は打つだけのことで精一杯で次に備えがありません。