お寺がもったいない | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

お寺がもったいない

みなさま、初詣は行かれましたでしょうか?

私は、今年は近所ですませました。

近所に小さい都会寺がいくつもあって、普段は行かないのですが、
お正月にはじめて何軒か行ってみました。


そのうちのいくつかのお寺は、本当にもったいない気がしました。
例えばある臨済宗のお寺。やる気ゼロ。
元旦でも人っ子ひとりいなくて、けっこう広い本堂は電気もついてなく、
墓苑販売の打ち合わせ部屋にチラシが張ってあるだけで、
墓苑だけで食いつないでいる感がアリアリでした。


一昨年、日比谷公園に「年越し派遣村」ってできましたよね。
あのNPOは生活困窮者の「駆け込み寺」なんて言われますが、
いまや本物の寺に駆け込んで「本堂で一晩泊めてください」
なんて頼んでも、きっと追い出されてしまうんだろうなあ。
(泊めてくれるお寺もあるかもしれませんが・・)


何年か前に中近東に行ったとき、
モスクで近所の人がゴロゴロ昼寝していたり、
お母さんが赤ちゃんを抱いてベッタリ座って涼んでたり、
オバちゃんたちが編み物しながらしゃべってたりしました。


せめて日本のお寺が、その程度でいいから、

一息つける場所にならないものかなあ。

補助金とかつければ変わるのかしら?


もちろん寺院経営が大変なのはわかるのですが、
全国津々浦々に空いてる本堂があって、
一方で凍死しそうな路上生活の人たちもいて・・・。

意欲的なお寺は頑張って炊き出しとかやっているのですが、

もっと適当な、そのへんのどうってことないお寺が

暑さ寒さをしのげる場所になればいいなと思います。


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