にいはま森のようちえんの卒園証書は毎年、手作り
昨年度までは、牛乳パックを使いましたが、今年は竹で作ろう、と思い、春から準備をしていたのに…
あれ、おもったようにいかず…
イチョウ入りにしよう!
牛乳パックに、イチョウを混ぜてみることにしました
繊維にするために、グツグツと煮ます。
牛乳パックを紙に!?
2日ほど、水につけていた牛乳パック。印字面と、内側のコーティング部分をひたすら剥がします。
取り出した、真ん中の素材を使います。
これ、昔からの桑の木などを使用した和紙作りでも同じことをするようです
そして、ミキサーにかけます
お家での経験が、園生活で発揮されます
イチョウの繊維も混ぜて、紙漉き。
木枠は昨年の卒園児さんたちが作ってくれたもの
均一に滑らかに…
難しい。
でも、それもまた味
紙漉き体験は、
年中さんと年長さんのイベントとして行っています。
2回目の体験となる年長さんは、
「去年、やったーお別れのときのお手紙(卒園証書)にするんやろ」と
この作業を通して、
卒園が近づいている事を実感します
初めてやる年中さんは、何をやっているかもよくわからないままかもしれませんが、
形や手触りがどんどん変化していく、おもしろい遊びの一つですねぇ
小さいサイズを作って、お手紙に。
昔はこうやって手間をかけて紙を作って、
大切に使っていたんですねで。
この紙だって、
デコボコだったりするけど、
スペシャルな一枚です。
イチョウが入っているので、
和紙の風合いがアップ
このまま乾燥させます。
完成を待つ数日間のワクワクがまたいいですねぇ
森のようちえんの自然のものを使った工作とはまた違った楽しさがあります。
そして、スタッフが卒園児一人ひとりに合わせた文章を考え、手書き。
スタッフからの愛もたくさん詰めました
どの子の卒園証書にも、スタッフから送る旅立ちへ向けたメッセージが入っています。
これからも じぶんていいな をみつけてください
それぞれ違った良さをもつ子どもたち。
でも、スタッフがどの子にも伝えたいたった一つのメッセージ。
どんな環境にいっても、
あなたは「あなた」
どこにいっても、なにがあっても、
いいときも悪いときもあるだろうけど、
「じぶんていいな」
の気持ちがあったら、きっと大丈夫。
卒園してもずっとずっと、
にいはま森のようちえんはあなたたちの居場所となれますように。
卒園おめでとう