浅草のカクテル・ブランディー | ちょうさんの花のブログ

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今も浅草には明治・大正時代の面影を残す 庶民派社交場でブランディー「デンキブラン」を日本で最初にBARと言う名称で飲ませてくれる店がある




電気ブランとは、明治15年当時は輸入ウイスキーやブランディーは貴重で一般家庭ではほとんど飲まれることはなかった時代




神谷バー創業者がジンやワイン、薬草などをブレンドして 琥珀色の西洋風のカクテル・ブランディーを開発


後に「デンキブラン」として販売されることとなった。

電気ブランは当時アルコール度40°もあり飲むと口がしびれると言うことではなく


一部公共施設に電気が普及し始め明治15年「デンキ」と言う言葉が流行語のようにモダンな響きから付けたものとも言われる


神谷バーは古くは 太宰治の「人間失格」や川端康成の「浅草紅団・浅草の九官鳥」の小説にも登場する


石川啄木や谷崎潤一郎などの多くの文学者が利用したとも言われ


その 電気ブランの飲み方は今も「生ビール」と交互に飲むのが一般的とされている


浅草社交場は登録有形文化財にも指定されている程で


本年2月上旬から1年間かけて耐震補強工事が実施される予定だが明治の面影をそのまま残してもらいたいものです。