無題待ちくたびれてあくびをすると金色の釦がころりところがった足元の黒猫は愕いて背をふくらませて何処かへいってしまった。ちょうど欠けていた何かもやもやとした傷に金色の釦はぴたりとはまって12時の鐘が鳴る。いいことの起こるタイミングと悪いことの必然性は夜中に見るナンセンスな夢ほどの無秩序な迷路です