一周忌。 | セクシャルマイノリティでオタクな人。

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日常、アニメ、セクシャルマイノリティに関する記事を中心に発信していくブログです。

お久しぶりです。裕翔です。
当初、三日に一回は更新する!とか言ってやっぱりできなかったやつです。

有言無実行_(:3」∠)_

今回は自分の想いをどこかに残しておきたくて記事を書くことにしました。

タイトルにもある通り、今日は「一周忌」のお墓参りをしてしました。

大学時代のクラスメイトです。

卒業して以来全然会えてなくて、共通の友人からメールがあったのが去年の3月。友人たちとその子の入院先にお見舞いにいきました。

首から上しか動かないからびっくりしないであげてね、と言われたその病室の窓から見える桜並木がとても綺麗で、とても明るい部屋でした。

部屋には備え付けのDVDプレイヤーがあるからなにかオススメ持ってきてと言われていたので、推しのアイドルがやっていた舞台のDVDを持参。

みんなに見せながらその子に「この子が私の好きなメンバーなんだー」なんて話して。

…雰囲気変わらないのに、なんてこんなに細くなってしまったんだろう。なんて不自由な体になってしまったんだろう。

可哀想とかそんな気持ちはこれっぽっちもなくて。ただただ切なくて。もっと話をしたくて。一緒に居られる時間を尊く思った。

会ってから何日か後にメールした。メールはお母様が代筆です送ってくださる。

お見舞いに行った後から二度目のメール。返信はなかった。心配だった。

…容態が変化して、亡くなってしまった。

最後に会えてよかった。純粋にそう思った。
会いたいって思ってくれる相手の一人として選んでくれた喜び。本人は意地を張って最初は友達の誰にも連絡しなかったらしい。

その子はきっと悟ったんだろうな。長くないってことを。

話せてよかったよ。会えてよかったよ。

大学時代の思い出、授業での居眠りの仕方、今でも覚えてる。真面目そうに見えて、結構いい加減で(笑)でも器用になんでもこなせる子。

気楽に話せる、のんびりした雰囲気の子。

ありがとう。今度は三回忌にお墓参りにいくね。

その子の親戚の方とお食事をさせてもらって、おばさまの住んでいるところに遊びにおいでと声をかけてくださった。

不思議なご縁。でも、その子がいなかったら出会えなかった方たち。ありがとう。

この繋がりに感謝しながら、明日も生きていきたい。

その子のご両親が形見にとくださった鞄や服は嫁が大切に着ています。その子のことは、忘れられない。忘れたくない。

…そう、あらためて感じる日でした。