そうそう、このカテゴリーテーマの黒猫音楽隊とはなんぞや?


catmouseたちの音楽グループの正式名称は黒猫室内楽団。

昨年は黒猫音楽隊だった。

黒猫音楽隊の名称でせたがや文化財団音楽事業部主催のアマチュアスペシャルライブに出た。


この黒猫音楽隊という名前にクレームをつけたのは、当時第2ヴァイオリンをつとめていたオニギリ・ジョーだった。

「かっこ悪いじゃないですか?」

というのだ。


どこが?

catmouseはビックリハテナである。

まあ、気持ちはわかる。

~音楽隊というとマーチングバンドみたいだ。

大きな太鼓かなんかを首からさげてブッカブッカドンドン。

警視庁音楽隊

自衛隊音楽隊

そんなのを連想させる。

でもかっこいいじゃないか。

それにあの人たちうまいし。


だけど、オニギリ・ジョーの繊細な美意識をかきみだしてしまうのだ。

音楽隊という名称は。

bamamanさんは「どっちでもええよ。名前なんか」とかおっしゃるから、音楽隊を支持するcatmouseと、室内楽団を支持するオニギリ・ジョーとの対決になった。


がcatmouseが折れたんだね。年上だし。

若い人にゆずったんだ。

黒猫室内楽団にした。


黒猫音楽隊だと、ほれ、ブレーメンの音楽隊みたいに、荷物を運べなくなったロバと、泥棒を追いかけることができなくなった犬と、鼠をとらなくなった猫と卵を産まない雄鶏の集まりみたいだからね。

catmouseはそれでもいいんだけどね。というか、むしろそうしたものを意識していた。

オニギリにはオニギリの美意識があるかもしれないけれど、catmouseにはcatmouseの美意識がある。

役にたたなかったり、人に受け入れられなかったり、問題にされないとかいった、マイナスの要素を笑い飛ばす図太い生命力といったものの美だ。


夏の終わり、空き地に放置された雑草を見たことがあるかい?

草丈は大人の背を優に超えている。

天空に向かって勢いよくのびた草の先端。

夏の間、どうやらめだたない小さな花が咲いていたらしい。

初秋、その花が綿毛になって遠目にも白い花が咲いたように見えるようになった。

風が吹くと、綿毛はいっせいに飛び上がる。

うわー、やめてくれ!雑草が飛び散る!


ま、それをオニギリはいやがったんだね。

で、黒猫室内楽団になった。


ところが、そのオニギリがいなくなってしまったんだ。

ヴァイオリンを製作する学校に行ってしまった。

そのうち、黒猫の弦楽器ドクターとして帰ってきてくれることを、団員達は期待してるんだけれど。

張本人がいなくなった感はある。


そんなわけで、われわれ音楽グループの名前は今でも黒猫室内楽団だけれど、catmouseは自分のブログの音楽情報には黒猫音楽隊の名前をつけた。