タイの温泉 ~ヒンダット温泉~ | nezumiippiki

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タイの温泉の話をするとその意外性に皆驚く。
が、実はタイにも温泉が多い。

北はチェンライからチェンマイ、メーホンソンと割と広い範囲に温泉があり、カンチャナブリ、ラチャブリ、ラノーンとミャンマー国境沿いに温泉地帯が続き、パンガー、クラビとマレー半島を南下するように温泉地帯がある。
その数約120~130箇所といわれているが、全て自然湧出で、地面から絶えず噴き出しているものや、川状態で流れ出ているものなど、もしかすると、ジャングルの中や山の中に行けば発見されていない温泉や、外部には知られていない温泉などまだまだあるかもしれない。
日本のように掘削をして出そうと思えば幾らでも温泉が出そうだが、環境庁が許可をしないし、そもそも今のところ需要がそこまでない。

タイ人の温泉の利用の仕方は、主にその温泉の出る地域の人達に限られているが、露天の大きな浴槽またはプールになる。
この場合スッポンポンは無く水着或いは軽い着衣のまま入る。個室を設けているところでは一人用の湯船に浸かる。
男女別で個室を設けている温泉もある。
しかし、多くのタイ人にとって温泉とは、温泉卵と足湯になる。

源泉地を見に行くと、自然の状態で溢れ出て、それが川として流れ出て行くか排水溝へと流れて行く。
実に勿体無いの一語に尽きる。
ところが最近タイで温泉が注目され始めきた。

バンコクからの日帰り観光の定番コースの一つ、カンチャナブリにも温泉がある。
カンチャナブリの町の近くのお寺が運営しているワット・ワカンナイ温泉を始め、クウェー川沿いに所々Hot Springの看板を見るが、一番大きな温泉はヒンダット温泉だ。
日本軍が泰緬鉄道(現行ナムトク線)を作る際に発見した温泉と言われている。
 
戦場にかける橋で有名なカンチャナブリだが、ヒンダットはその橋からは更にクウェー川を遡り、ナムトク線終着駅のナムトク駅より更に北上したカオ・レーム・ダム湖の手前にある。
バンコクから車で4時間はかかるが、カンチャナブリを過ぎると道路はなめらかなアスファルトで快適だ。渋滞は勿論ない。

温泉に一番近いオープンしたばかりという、まだレストランも出来ていないバンガローに泊り、数分でヒンダット温泉へ来てみると、朝8時というのに既に大型バスが3,4台、他に多くの車が駐車場に停まっている。

温泉プールは勿論オープンエアで川らに沿って3つほどある。
熱さもほどほど。
朝っぱらから実に大勢の人が温泉に浸かりに来ているのには驚いた。
地元の人達も勿論いるようだが、日曜日でもあるのでバンコクあたりからの客も多くいそうだ。
しかし、圧倒的に多かったのはロシア人の団体客。
チケット売りのオヤジに聞いたところ、ロシア人は毎日800~1,000人位が来ているとか。
他には韓国やその他の国々とのことで、日本人は?と聞くと、日に数人程度とか。

温泉プールの脇には清流が流れ、堰を設けプール状態にしてあり、温泉で火照った体を川の水で冷やしながら、長時間の温浴を楽しむ。

 


泰緬鉄道の建設では随分と迷惑を掛けた日本人だが、時がたって地元の人の憩いの場としても観光インフラとしても役に立っていることを見ると、少し安心した気分になる。

元来タイ人は温泉に浸かる習慣がない。
想像するに、温泉が湧き出る周囲の人達が身体に良いとかで、半身浴程度の露天風呂を利用していたものを目ざとく日本軍が見つけたか、川らからお湯が湧き出しているのを自ら見つけたかのどちらかだろう。
筆者も数年前にカオソックからカオラックへの帰途、道路から少し奥に入った小さな川が流れる川らから湧き出る温泉に出会っている。くるぶし程度の深さにお湯が溜まるようにしているだけで、近所の農家の人が足湯で利用しているだけなのだろうと思う。

いずれにしても、その時の日本軍、温泉発見で狂喜しただろうと思う。
タイに大勢の日本人がやってくるが、温泉大好き日本人だが、しかしヒンダット温泉には来ない。多くの日本人は鉄橋を見てバンコクへ帰って行く。

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