白鳥の王子 | 五代目モルモットかめちゃんの日記

五代目モルモットかめちゃんの日記

0歳のモルモットと暮らす毎日をつづります。

突然で申し訳ございません。

 

モルモット(のりまき)と

ハムスター(つー)が

 

ネズミ流

童話を演じます。

 

「白鳥の王子」

 

 

ある国に
11人の王子さまが

いました。

しかし

王子さまは
あとからやってきた継母に

白鳥に変えられて
お城を

追い出されてしまいます。

継母は
魔女だったのです。

 

 

11人の王子さまには
妹がいました。


妹は兄を探して
白鳥になった兄たちと

再会します。

兄は言いました。

兄王子

「可愛い妹。
こんな姿で驚いたでしょう。
よく探してくれましたね。

 

 

兄王子

「あなたが”イラ草”で

服を編んで
私たちに着せてくれたなら
この魔法は解けるのです。


ただし編んでいる間
誰とも会話をしては

いけません。
もし口をきいたら
私たちの命は尽きるでしょう。」


妹は誓いました。

妹「おにいさま。
私が魔法を解いてみせます。」

 

 

言われたとおり

妹は"イラ草"で

服を編み始めました。

毎日毎日
誰とも口をきかず
寝る間も惜しんで

編みました。

ところが

妹は

ある国の王様に
見初められてしまいました。


王「美しい娘。
私の妃(きさき)に

なってください。」

 

 

盛大な結婚式ののち
妹は

正式なお妃さまになりました。

あら玉の輿ですね。

ところがですよ。


このお妃さま(妹)ときたら
いつまでたっても
口をきかないし


夜になると
一人どこかへ

出かけてしまうし
 

 

草を大量に摘んで
帰って来たと思えば
無言で編み始めるしで


それを毎晩毎晩って

怖っ(汗

お城の人は気味悪がって
「魔女ではないか」と
噂をはじめるのでした。


その噂は
王様ですら止められないほど
広がっていきました。

広がって
広がって

 

 

ついに王様は

王「我が妃は魔女であった。
牢に閉じ込めよ。
遠からず処刑する。」

 

 

お后さま(妹)は
牢に閉じ込められて
しまいました。


王「弁解してくれぬか。
命乞いでもせぬか。」


王様の思いは
届きませんでした。


牢でもお妃さま(妹)は
無言で

草を編み続けたのです。
 

 

妹「忙しいわ。
処刑の日までに

全部編んで
おにいさまを助けるのよ。」


兄を救いたい。

ただそれだけだったのです。

 

 

そしてついに
処刑の日がやってきました。

 

 

お妃さま(妹)が
火あぶりの刑になろうとした

まさにその時
 

 

白鳥の群れが
こちらへ
飛んできたのです。


妹の危機を知った
王子たちが

駆けつけたのでした。

妹「おにいさま。
会いに来てくれたのですね。」

 

 

妹「でもこれでお別れです。」

妹は
隠し持っていた

イラ草の服を
 

 

空めがけて
力いっぱい投げたのでした。


妹「おにいさまの魔法よ、
解けて!」


すると

 

 

すると

・・

 

 

兄王子

「王様、妹は魔女ではありません!」

そこには
 

 

イラ草の服を着た
11人の王子が

現れたのでした。

兄王子「我らは
ハムスター国の11人の王子です。
その娘は我らの妹です。


どうか処刑をおやめください。」

 

 

11人の王子から
いきさつをきいた王様は

お妃さま(妹)の
ひたむきさに心を打たれ
 

 

ふたりは仲むつまじく


11人の王子とともに
幸せに暮らしたそうです。
 

 

えー
白鳥の王子が
魔法が解けたら

ハムスターという

微妙な結末になるわけですが


とりあえず
めでたし、めでたし。