パリオリンピック
嫌でも毎日放映されているので観ている
批判を承知で言わせて頂けば
選手が自分の勝敗で感情を出し過ぎじゃないか
と思う
そりゃあ
その競技に人生をかけてきたんだろうし
絶対の自信をもって挑んだ大会で
思い通りの結果を出せなかったり
今までの努力が実を結んだ結果だったり
喜んだり悲しんだりは当然にしても
観衆の面前で
報道カメラの前で
そして何より
相手のいる前で
雄叫びを上げ続けたり
号泣し続けたり
やり過ぎだと思う
勝った相手や負けた相手に対する
リスペクトがなさすぎる
そんな中で
スケートボードは
観ていて実に清々しい
ライバル選手の滑りを観て
歓声を上げたり拍手したり
ハイタッチや時にはハグさえしている
目指したはずの金メダルじゃなくても
自分が満足できたか
納得できる滑りだったかがポイントで
常にほかの選手をリスペクトする
そんな姿が素晴らしいと思う
従来の型にはまらない
新しい競技だから
選手たちものびのびとしているのかな
日本の
特に対戦型の競技では
観られない光景だったので
観戦していて実に気持ちよかった
さて昨日は8月9日
長崎に原爆が投下された日である
核兵器を使用した米国を
非難することは当然ではあるけど
もし核の使用がなかったら
日本はあの先何年も戦争を続けていたと思うし
やむを得ない核使用じゃなかったのかなと
今の日本を見てはそうも思う
という事で
【母と暮らせば】を観た
長崎を舞台に
原爆投下で引き裂かれた母子の
愛情を綴った物語だ
山田洋次監督らしい演出や
吉永小百合の変わらぬ美しさ
二宮和也の演技
その他の俳優も実に素晴らしい
戦争の悲惨さや
原爆の残酷さを上手に伝えながらも
母子の愛情の深さをきれいに表現している
実に素晴らしい映画だ
ただ自分には
ちょっと退屈な映画ではあった(汗)