私だ。鼠である。
私の所有するKATO383系が、頻繁に脱線していたので
それを防ぐために行った加工・対策を、ここに記す。
ベース車両
・KATO 383系「ワイドビューしなの」各セット
(10-558、10-559、10-560)
使用したパーツ類
・11-717 マグネマティックカプラースプリング
・KATO 24-021 ユニクリーンオイル
・TOMIX PZ6283 ウエイト(No,16)
使用した工具類
・ペンチ、ピンセット、マスキングテープなど
まずは、どのような状況で脱線するのかを調べたところ、
1つは急曲線で非動力車の台車が
外側に押し出される感じでの脱線が多かった。
その原因は、ボディマウントカプラーのバネが硬くて
車両の曲線通過時に抵抗となって
車輪の横圧を強くして脱線しているのではと推測された。
それならばと、既存の物より柔らかく、
ボディマウントカプラーに使えそうなバネがあるだろうかと
手持ちのパーツを探っていたら、
11-711 マグネマティックカプラーMT-10のバネが
柔らかくて良い感触であった。
しかも、11-717でバネのみの入手が可能であった。
ただし、長さが少し足りなかったため、
2個を少しだけ重ねて1個として
既存のバネと同程度の長さにして使用した。
なお、ボディマウントカプラーのバネ自体を外すのも
解決策の1つではあるが、そうしてしまうと
車両の連結のし易さが損なわれると想定される。
もう1つの状況としては、
ポイント(特にユニトラック4番ポイント)の直線側通過時に
トングレールに乗り上げたり、割り込んだりしての脱線である。
ポイントにも問題が無いわけではないが、ここでは割愛する。
車両の台車を調べてみると、
車体との接続が最近のKATO車両に多いスナップ止めであった。
この接続方法は、以前のビス止めやプラピン止めに比べて
台車の旋回抵抗が少し強く感じられ、
ポイント通過時の線路の細かい変化に台車が追随出来ずに
脱線に至るのではと思い、
台車の接合箇所にユニクリーンオイルを1滴程度注油した。
以上の加工で、かなりの改善が見られたが
手持ちのセットではサハ383-108のみが
相変わらず脱線しまくっていたので
奥の手として、余っていたTOMIX車両のウエイトを
ペンチで切断して床下機器の内側に可能な限り入れて加重をし、
ショート防止のためマスキングテープで覆った。
これらの対策により、全く脱線が無くなった訳では無いが、
少なくとも他の非振り子車両と
変わらぬ感覚で走らせられるレベルになった。
※参考動画
※以上の記事はサ終となったジオタウン.comに投稿していた記事の転載である。
詳しい経緯はリブログを参照されたし