私だ。兎に角お疲れモードの鼠である。
理由は、職場で在る業務を担当していた人が暫く休むことになり、
その業務を不慣れな私がやらされる事になったためだ。
主な業務内容は、二つあるライン上の各種機械のトラブル処理や
製品の梱包資材（段ボール・結束バンド・テープなど）の補充や管理、
他にもゴミ処理や不良品の回収・再梱包など細々した作業が多々ある。
それらを数回手伝った程度の経験しかない私に振るのである。
野球で例えるなら、ワンポイントリリーフ専門のピッチャーが
いきなり先発完投を命じられる様なものである。当然メッタ打ちの大炎上。
これが中々にキツイ。
もう若い頃の様に新たな知識がスムースに頭の中に入る訳でも無いので、
ぶっつけ本番でミスったりしながら業務を覚えていかなければならず、
また機械やラインのトラブルを知らせるブザーに神経を尖らせているのが
かなりの緊張感を強いられ、精神的疲労となり肩もこる。
特に調子の悪い機械があり、トラブルを早く復旧させないと
製品が流せずに溜まる一方で、段々と増える製品の山は相当なプレッシャーとなる。
それでいて時給が上がる訳でも無く、単なるくたびれ損。
せめてもの救いは"急に仕事を振られて気の毒"と思われてるのか、
将又"アイツはヘボい奴だから仕様が無い"と諦められているかは知らぬが
周りの人達が割と寛容だったり協力的な事である。
そんなこんなで冷や汗かきまくりで体重が2kg落ちた状態で
休日を迎えた私に湧いてきた衝動は（牛肉食いたい！！）であった。
今回は自分にご褒美という事で、奮発してステーキ宮にした。
ご馳走＝ステーキという典型的な昭和の貧乏人の感性である。
とはいえ、バランスを考えて野菜も食べないとね…ということで
温野菜とワイルドカットステーキ（125g）とライスを注文。
食費は一食あたり幾らまでと制限を設けていて、予算オーバーなのだが、
今回は「リミッター解除！！」（水原暦ぽく）
偶には贅沢もしたいのである。美味し。
新たな業務は2月一杯までという話だったので、
こうして鋭気も養ったし、頑張って耐えて行くのである。