一隅を照らす生き方 | 私がうつになりまして。

私がうつになりまして。

うつ病との向き合い方・所感など、日記形式で。

年間購読をしている雑誌『致知』。

この1月号の総リードの藤尾社長の記事を今朝読んだ。

こちらの記事では、人は様々な奇蹟によって今に生まれたこと、生きていることを話している。

「この世に自らの意思で生まれてくる人は一人もいない、ということである。
寿命もまた人の意思の範疇をはるかに超えている。しかしも、自分と同じ人間は過去にもいなかったし、これからも生まれてこない、ということである。人は誰しもこの悠久の宇宙の中でただ一人、一回限りに命を生きている。
 まさに奇蹟の命であり、人生である。

この事実に感応した先覚者たちは、人は皆一個の天真を宿してこの世に生まれてくる、と考えるようになった。天真とは、天がその人だけに与えた真実である。その天真を発揮し、成熟させ、完成させていくことこそ、天が人間という生命体に託した課題ではないか。またそのことによって、人は他を照らす人生を生きることができる。それは一生を懸けて果たしていく道である。その思いから先覚者たちは生涯、成長し続けることを自己の命題とした。生涯修業を自己の使命として生きた。」

読んでいてハッとさせられた。
自分のことで必死になるあまり、人としての生き方、他を照らすという意識を忘れて、「照らされよう、照らされよう」という受け身になっていたことに気がつく。

他を照らそう。