浦安市HPに はいかい犬保護施設に関する市の見解が掲載されています。
↓浦安市HP 2014年1月21日
浦安市はいかい犬一時保護施設(犬舎)管理運営について
↑団体が配布したチラシ http://www.nexturayasu.jp/press/infdata/211.pdf
この件に関しては 議会でも複数の議員が取り上げており、保護団体の皆さんの頑張りと献身的な取り組みは千葉県庁担当課も高く評価しているとの事なので私も動向を注目して来ましたが、14年の永きに渡り浦安市の動物保護行政に私財を投じながら尽力して来られた方々と十分な話し合いがもたれないまま市側から決別の判断が示された事に驚いています。
これまで議場におけるやり取り等を整理すると以下の様な流れになります。
①H10年から団体は活動費の全てを負担し事業を進めてきた。
②資金的負担および人的負担軽減の為に団体は上限500万円の
浦安市が公募する「協働事業提案」に対し450万円の予算申請を行う。
*450万円の内訳 (人件費月額10万円X3名X12ヶ月:360万円および雑費90万円)
③人件費が高いと言う理由で市は申請却下
④その後も議会で複数の議員から事業継続要望が出される
⑤「動物愛護管理法」改正に伴い市は現在の施設の飼育上限を9頭にすべく
上限を超える犬は団体側に引き取りを要望し、団体側の受け入れ
が難しい場合は「千葉県動物愛護センター」への移送を希望。
*浦安市側は犬舎の拡張整備 および県への申請は考えていない
⑥ 市側は⑤の申し出をH25年9月12付で団体側に伝える
⑦ その後双方のすれ違いが続き1月17日に市側が団体へ保護施設からの
退去命令書を持参。 団体側は受け取りを拒否
⑧ 予定では2月2日に団体に対し強制執行が行われる可能性が発生
⑨ 市側は団体の補助金申請は却下したものの、新たな「事業者」に
保護施設管理を”有償業務委託”する意向を示しているが頭数を超える
保護犬への対応は未定。
⑩ 団体側はこれまでの実績に対する配慮をせず、最低限必要な運営
補助金の申請も却下したにも関わらず 飼育ノウハウや知識の取得状況および
管理頭数を超える犬に対する姿勢が未知数の「事業者」に有償で運営委託する
のは「協働の精神」と矛盾すると指摘。
概ね上記の様な推移で現在に至りますが、私自身が問題視しているのは長年動物保護に献身的に取り組んでくれた団体との”ボタンの掛け違い”を解消する十分な努力をしないまま切り捨てる様な事態となってしまっている点です。
これまで予算案を始め”ほぼすべての議案”に賛成して来られた議員のかたがたの要望も特に考慮されず、粛々と業務執行にあたるドライな上層執行部の姿勢により現場で頑張る市職員の皆さんが苦労する事がなければとも案ずる次第です。
↓議場におけるやりとりの参考資料
公明党田村議員 一般質問 @H25年9月定例議会一般質問
動物保護・犬舎に関する議会質問(動画45分30秒~)
http://119.245.136.252/dvl-urayasu/movie/W_H25/201309040020001004001.asx