妻と二人で飲むときは

様々な話題を”酒のつまみ”にする

 

昨夜は「幼児への情操教育」についてだった

いつもは夕食に残ったワインでのひと時だが

久しぶりにスコッチをロックでやりながら

深夜、その話題を酒のつまみに盛り上がった

 

 

小児科医だった妻は情操教育についての知識は豊富だった

幼児向けの場合は…

理論や理屈、知識を教えるのではなく

「自分で考える力」や「感じる力」を育てる

”脳”に情報を入力するというよりは

”心”を基準に感受性の豊かな子供へ人間力を育てる

 

最近では兄弟が少なくなり個人主義になりがちな子供にこそ大切な教育手法だという

 

情操教育は大きく4つに分けられる

①科学的情操教育

 「どうして?」「なんで?」という知的好奇心を刺激し育てる

②美的情操教育

 素直に「美しいと感じる」心や「感動する」心を育てる

③道徳的情操教育

 「他の人を思いやる心」「物事の善悪を考える力」を育てる

④情緒的情操教育

 動物や植物の「命を大切に感じる心」を育てる

 

妻は最近特に③と④が親世代にも欠けてるような印象を持つというのだ

 

妻が言うには最近は子供の才能を伸ばそうと”習い事”に熱心な親が増えているが、一番重要な心の教育が忘れられている

 

いじめが低年齢化しているがいじめる子供の知識レベルが高い場合が増えているという

心の教育が抜け落ちているからではないか?

このあたりから酒の量はほとんど減らず白熱した会話になってきた

 

まるで夫婦二人で「朝までテレビ」だ(笑)

 

妻は医師を辞めてからはこの情操教育が大切だと言ことで女性の政治家を中心に個人的な勉強会をしている

 

最近の資料を見せてもらった

タイトルは「親子、家族の会話」

 

「知らず知らず子供の前で他人を揶揄していないか?」

子供の前で先生の悪口を口にしない

子供の前で友達の悪口を口にしない

子供の前で人間関係の否定をしない

子供の前で近所付き合いの噂話をしない

子供の前で会社の不満を口にしない

 

子供は内容は理解できなくてもニュアンスで感じる

 

家族の団欒の時は否定は禁物

親子で会話を楽しみ、子供の主張に耳を傾け肯定してほめる機会をつくる

 

子供のいない熟年夫婦の「情操教育談義」は深夜遅くまで続いた

 

元々、夫婦の会話は少なくないほうだが

最近は、二人の会話がいつの間にか熱のある議論に発展する

 

仕事以上に真面目な会話を夫婦でしているようだ