エンカウンターグループの難しさ | ノーマライゼーション

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発達障害や精神障害(パーソナリティ障害)の、パッとみは定型発達や健常者とほとんど変わらない理解されにくい、一当事者の苦悩や体験や日常

昨日も、東大阪で行われたグループそのままという発達障害当事者による、
発達障害当事者のためのグループワークがあり、参加させていただきました。

自己紹介のあとは、ひたすらフリートーク(エンカウンターグループ)になります。自分が自己紹介の時に「今日は
話したいことがある。」と話していたので、メインファシリテーターの人が気を利かせてフリートークに入った時に目配せして下さいました。

昨日は、先日と違って一参加者という
立場でしたが、自分が出したテーマが
自分が是非知りたい内容だったため、
ファシリテーターでもないのにだいぶ
調子に乗ったことをしてしまいましたと私は感じました。その点は、反省です。

私が出したテーマとは、簡単にいうと「受容的な雰囲気でないことが多い定型発達者の社会において、自分の力を出し切るにはどうしたらよいか」というもので、ある意味で発達障害当事者にとって永遠のテーマであったような気がしました。

これは、精神障害をもつひとにとっても、定型発達者を健常者におきかえれば、似たようなことがいえるかもしれませんね。

皆さん、いろんな意見や体験談を出してくださり大変参考になりました。
私は、みなさんが言われた言葉を要約して返すフィードバックの練習もさせていただきました。みなさん、ありがとうございました。同時に、何かを得ようと必死になっていたところもあります。

さて、私自身の課題といたしまして、これは、エンカウンター・グループつまりフリートークの難しさでもあると感じたのですが、必ずしも肯定的なフィードバックを返す必要はないというところで、否定的なフィードバックでも良いのだというものです。

この、否定的なフィードバックの返し方がわからなかったです。一つにいえるのがメインファシリテーターの人もいっておられましたが、否定的なフィードバックを返す時はIメッセージににして返すいうこと。「私は聴いていてしんどかった、苦痛だった」とか、「私はあなたの考えとは違う」とかですね。「私は◯◯」にして返すということですね。これをやらないと文字通りただの他者への攻撃や誹謗中傷になってしまいますよね。それは、あのグループワークの趣旨目的から大きく逸れてしまいますしね。

これは、練習次第で出来るようになるかもしれないですが、問題はその否定的なフィードバックが自分にむけられた時に、自分は狼狽してしまうと思うところです。これは、今後の私の課題ですね。エンカウンターグループの本を読んでも載っていないところだと思います。私の、人間としての度量の問題だと思いました。

あと、感じたことは相手の気持ちとかではなく、出来事だけを延々と語られた時に私は頭がボーッとしてしまい、混乱して、的確なフィードバックの返し方がわからなくなってしまうということですね。この点も、課題ですね。

いずれにせよ、グループそのままのような、静かで受容的な雰囲気の中でのフリートークというか、エンカウンターグループは非常に楽しいと感じました。

昨日参加された皆様お疲れ様でした。
そして、世話人の方々ありがとうございました。





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