狐火の家:貴志 祐介

テーマ:

貴志 祐介 「狐火の家」です。

角川文庫から。


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【裏表紙から】


長野県の旧家で、中学三年の長女が殺害されるという事件が


発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが


死因と思われた。


現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵が


かけられ、完全な密室状態。


第一発見者の父が容疑者となるが・・・「狐火の家」



【ひとこと】


貴志祐介氏の防犯探偵シリーズの短編集です。

「狐火の家」「黒い牙」「盤端の迷宮」「犬のみぞ知る」

の4編に防犯探偵(本職は泥棒)の榎本と、弁護士の

青砥が登場し、密室の謎を解き明かしていくものです。


「狐火の家」


あらすじのとおり。


「黒い牙」


ペットとして蜘蛛を飼っていた男が

蜘蛛に噛まれて死んだ。

事故か自殺か、それとも殺人か。

密室で起こった事件に、二人が挑みます。


テーマというか凶器?が蜘蛛なので

なんというか、気持ち悪いです。

トリックも、可能なのかこんなこと・・・

という想像もつかないものでした。


「盤端の迷宮」


プロ棋士の間で起こった密室殺人事件。

ホテルの密室で行われた事件に、鍵屋の

榎本が呼ばれ、侵入実験をさせられるところから

始まります。


「犬のみぞ知る」


劇団の中で起きた殺人事件。

中途半端な密室殺人事件です。

かなりコミカルなタッチで描かれた作品です。

すんなり読めます。けど、なんだかグダグダしています。



この中では狐火の家が一番面白いと感じました。

密室トリック、提示される仮説の質、驚きの結末等

ミステリ的な要素がしっかり盛り込まれています。

短編(中篇?)でしたが読み応えのある作品でした。

全体的には少し退屈してしまうかもしれません。



オススメ度 ☆☆