このミスの隠しだま、タレーランの事件簿の新刊が

刊行されています。


珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)/宝島社
¥680
Amazon.co.jp


【裏表紙から】


京都の街にひっそりと佇む珈琲店・タレーランに、頭脳明晰な女性


バリスタ・切間美星の妹、美空が夏季休暇を利用してやってきた。


外見も性格も正反対の美星と美空は、常連客のアオヤマとともに、


タレーランに持ち込まれる日常の謎を解決していく。


人に会いにきたといっていた美空だったが、様子がおかしい、と美星が


言い出して・・・


姉妹の幼い頃の秘密が、大事件を引き起こす。



【ひとこと】


タレーランの事件簿の続編です。

とても頭脳明晰な女性バリスタが、日常の謎を解いていくオーソドックス

な物語。主人公アオヤマは、いわばワトソン役になります。

前作のときも書きましたが、ビブリア古書堂シリーズと若干かぶり気味の

このシリーズ。乗っかった感は否めませんが、なかなかに面白いです。


本作では、美星の妹、美空が登場。

姉とは違っておてんばなキャラクター、いろいろと引っ掻き回してくれます。

「ある人を探している」といって不審な行動をとる美空に対して、美星は

疑いの目を向けていきます。


ラストでは日常の謎どころか非日常的な大事件が起こりますが、そこはまぁ

日常の謎といわれるミステリジャンルのつらいところ、盛り上がりませんから

ね・・・。


ときおり混ざる珈琲薀蓄は結構重いんですが、大事なところではしっかり叙述

トリック的なミスリードが決まり、はっとさせられます。

前巻で巻いた伏線もしっかり回収し、とても質のいい本だったなーという印象。


続けて書いて欲しいところですが、ネタあるのかなぁ。



オススメ度 ☆☆☆☆