告白:湊 かなえ

テーマ:

湊 かなえ : 告白 です。

双葉文庫から。


告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)/双葉社
¥650
Amazon.co.jp


【裏表紙から引用】


愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に


殺されたのです。



わが子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白


から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と


変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。


衝撃的なラストを巡り物議を醸したデビュー作が遂に文庫化。



【ひとこと】



これは面白いです。


中学校の女性教師の一人娘が、学校内のプールで溺れて

死んでしまいます。

警察は事故として処理しますが、真実を知った女性教師は

自身が担任するクラスを離れる最後の日、ある告白をします。


学校を辞めるということ。

自分の娘はこのクラスの人物に殺された、ということ。

エイズである夫の血液を犯人が飲む牛乳に混ぜた、ということ。


淡々とした語り口は恐怖を感じさせ、聞いてる犯人がどう反応しているのか

クラスのみんなはどう考えているのか、非常に興味深い展開になります。


2章以下は同級生の心境、犯人の心境、等が語られ、次第に事件の

全容が明らかになっていきます。


ラストで追い詰められた犯人は、凶行に出ますが、女性教師は

それすらも想定していたようです。


少年法に守られた少年の犯罪を自ら裁く、教員としてあるまじき行為では

ありますが、その心情は理解もでき、若干すっきりした感すらありました。

とてもよかった。


オススメ度 ☆☆☆☆