島田荘司「占星術殺人事件」です。

講談社文庫から。



占星術殺人事件 (講談社文庫)/講談社
¥750
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【裏表紙から】


怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。


その内容は、六人の処女から肉体各部をとり、星座に


合わせて新しい人体を合成する、というもの。


画家は密室で殺された。そして一ヵ月後には、六人の


若い女性が行方不明。


奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた


衝撃的傑作。



【ひとこと】



島田荘司氏のデビュー作です。

現代のミステリの大家ですが、全然読んでなかったので

一読。御手洗潔シリーズの第一作です。


1981年に発表されたものということで、内容的にはかなり

古臭い印象があるものの、トリックであったり探偵・御手洗

潔のキャラクターであったり、その作品の根幹は色あせず

ものすごい作品でした。


こういう物理的なトリックが主たる部分になる作品は、

トリックが解けてしまえばさくさくと読めて、内容が頭に

入っていきます。


随分昔ですが、推理マンガ「金田一少年の事件簿」に

同様のトリックが流用されている、と問題になったようです。

本作は理解できる年齢ではなかったのですが、「金田一」の

ほうは愛読していたこともあり、本作のトリックと犯人については

かなり早い段階から解けてしまいました。


それはそれで楽しめましたが。


トリック重視の作品について、一部でもトリックを流用される

ということはやはり致命的なんですね。

「金田一」のほうは異人館村殺人事件というタイトルで

コミックになっているようです。

こちらもこちらで面白いですよ。


オススメ度 ☆☆☆