ビブリア古書堂の事件手帖・著者は三上延氏。

最近やたら書店で推されていたので一読。


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)/三上 延
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裏表紙より


「不思議な事件を呼び込むのは一冊の古書。


鎌倉の片隅でひっそりと営業している古本屋『ビブリア

古書堂』。そこの店主は古本屋のイメージに合わない

若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは

口もきけない人見知り。接客業を営むものとして心配に

なる女性だった。

 だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと

真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、

いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女名古書に

まつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明か

していく。

 これは”古書と秘密”の物語。           」



ということでビブリア古書堂の事件手帖です。

近所の書店でもキャンペーンをしてて、絶賛プッシュ中の

ようです。


ジャンルとしては、古書をテーマとしたミステリにあたるので

しょうか。ミステリといっても、殺人だとかそういうサスペンス

性のあるものではなく、いわゆる日常の謎解き。

一冊の古書の内容とそれにまつわる実際の”いわく”を絡め

て、それを事件として、栞子さんが読み解く。

とてもテクニカルな小説という印象を受けます。

栞子さんは事情から入院中、必然的に安楽椅子探偵という

形でどんどん推理をしていきます。


事件として扱っている古書も有名なもので、内容を知らずとも

とりたてて問題のない(作中で説明がある)ストーリーです。

古い名著が好きな方も、単なるライトノベルとして読む方にも

非常にとっつきやすい作品だと思います。



ちないにビブリアってのは聖書って意味だそうで。


オススメ度 ☆☆☆☆



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魔術士オーフェン新装版 第4弾です。


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「我が遺志を伝えよ魔王」

「我が聖都濡らせ血涙」

の2本を収録。



【我が遺志を伝えよ魔王】


「アザリーを追って教会総本山を目指すオーフェン一行は、

道中で天人種族の遺跡を発見する。そこは資格あるものの

ために世界の秘密を語る《魔王》を上演するための劇場。

果たしてオーフェンに「資格」はあるのか。」



牙の塔を出た一行は、教会総本山キムラックへ向けて出発します。

道中、不気味なケモノに襲われる盗掘者たちを発見し、例によって

首を突っ込みます。

ケモノたちに追い詰められた場所は、古くに取り壊されたと伝えられ

いていた「カミスンダ劇場」。

そこにいたのは”魔王スウェーデンボリー”の主命を受諾する人形。

キムラックの死の教師メッチェン・アミックと共闘し、なんとか劇場から

脱出した一行は、総本山を目指します。



ということで、タフレム~キムラックのお話です。

キムラック編の導入部となります。

スェーデンボリーは今後の物語には欠かせないキャラクター。

ですがこの時点では正直まだ意味がよくわかりません。

キエサルヒマ大陸の歴史と変遷に絡むシナリオがようやく

始まったかというイメージ。

スウェーデンボリーと運命の女神の対話はあとあと大きな意味を

持ちます。多分。

アザリーも再登場。キムラック編の重要キャラクターですね。

地人兄弟がツカミとシメを担当します。最高。


驚くべきは、この時点で次シリーズの登場人物の設定について

概要は作ってあったことですねー。

あとがきにて書かれていましたが、既にオーフェンの娘として

ラッツベインが登場していました。

自身も述べています「設定魔」と。






【我が聖都濡らせ血涙】


「キムラック教会の聖都にたどり着いたオーフェンは、マジク

、クリーオウとはぐれてしまう。地下道をさまよっていると眼前に

《死の教師》が現れ、戦闘に。追い詰められたオーフェンは、

一つの禁忌を犯してしまう。」


幻のカミスンダ劇場から脱出した一行は、死の教師メッチェンの

力を借りてキムラックへ侵入。

魔術士を嫌悪するキムラックであるにもかかわらず例によって、

魔術を炸裂させてしまうレキ(クリーオウ)

ドサクサに紛れて被災地から逃れた一行は、ラニオットという

人物の助けを借りて地下からキムラック中心部へ侵入を

試みます。

しかしラニオットの正体は、教会の死の教師ネイム・オンリー。

魔術を自由に使えない戦いで、オーフェンはネイムに打ち勝つ

ことはできたけれど、一つの禁忌を犯すことになりました。



あらすじはこんな感じ。

サルアやメッチェンを裏切り者と断じたネイム。

死の教師同士の関係がイマイチよくわからないですね。

これまでに出てきた教師は、クオ、カーロッタ、オレイル

サルア、メッチェン、ネイム。あ、これで全員ですね。


カーロッタやサルアは新章でも重要な立場になります。

構想が壮大です・・・。


しかし魔術がほとんど使えない状態でも、ドーピングまで

している死の教師に体術のみで勝つってのは、オーフェンが

すごいのか、ネイムがイマイチなのか。



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そして誰もいなくなる

テーマ:

今邑 彩氏「そして誰もいなくなる」です。

知り合いの薦めで一読。


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とりあえずあらすじの引用


「名門女子校の式典の最中、演劇部による

『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死

する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが

その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と

手段で殺されていく。次のターゲットは私!?

部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、

姿なき犯人に立ち向かうが・・・・。      」



ということで、ひさしぶりの本格ミステリです。

舞台が女子校、で演劇の最中に実際に殺人・・。

ベタ中のベタ設定ですね。

物語では5人もの人間が殺害されていますが

それほど突飛なトリックが使われているわけでは

ありません。そこを期待する方には不満の残る

一冊かもしれませんが、警察の目がありながら

なぜその連続殺人が成功してしまったのか。

そこに主眼を置いて考えると、実に深いテーマを

含んだ作品であると思います。


無駄に複雑なトリックが使われていないので

頭に入ってきやすくて一気に読めます。

旅のお供に。



オススメ度 ☆☆☆☆

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