柄刀一氏・龍之介シリーズの新刊が発売されましたので

ご紹介します。



裏表紙引用


「これからおまえは裁きを受ける」


オセロの公開対局を映すスクリーンの文字に

観衆は凍りついた。

娘の対戦を見守っていた久能警視正の七年前の行為を

断罪するというのだ。


中略


画面を通して久能とのオセロ対局を要求する犯人。

久能が白の石を打った場所に死体を埋めるという。

この言葉の意味とは?




ということで、今回の舞台は、龍之介が館長を務める

体験ソフィアアイランドで開催された公開オセロ対局です。

各地から集められた著名人たちの前で、中継をジャック。

人質を取り、久能との対局を要求し、犯人が七年前の真実を

暴こうとします。


感想ですが、一言で言うと

龍之介シリーズらしくなかったな、ということです。

面白くないというわけではないのですが、番組ジャック、人質といった

不穏当な状況が続くのでシリーズとしてはちょっと異色な出来に

なっている印象です。

それでも龍之介の推理シーンは素晴らしく、終盤の演出も良いです。

いつもは、光明視点のストーリーが多かったように思うのですが

犯人視点・一美視点といろいろ場面が変わりますので

いつもの龍之介シリーズと思って読んでいると違和感が残りました。

オセロアピールもちょっと気になったかも。


龍之介の推理シーンが痛快なだけに、中盤中だるみ気味でしたが

一気に読めてしまいました。

これはこれでアリかなと思います。


オススメ度 ☆☆☆


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