殺人の門

テーマ:

「倉持修を殺そう」

と思ったのはいつからだろう。


悪魔の如きあの男のせいで、

私の人生はいつも狂わされてきた。

そして数多くの人間が不幸になった。

あいつだけは生かしておいてはならない。

でも、私には殺すことはできないのだ。

殺人者になるために、私に欠けているものは

いったい何なのだろうか?



長編ミステリです。

殺人への葛藤とかそういうものが

テーマとなった作品です。


倉持修のモデルは言うまでもなく、

豊田商事事件を模したものでしょう。

今でもWIKIを見ていると鳥肌の立つような

感覚が蘇ります。


倉持は、直線的な悪意とかではなく

嫌がらせのような害意を持って「私」に接してきます。

それも計ったようなタイミングで。

「私」が殺害を決意すると、また謀ったようなタイミングで

思いとどまらせるような行動を取る。

ものすごく不快な人物像です。

そのこともあり、「私」は殺人の門をくぐることが

なかなかできない。

ものすごくもどかしい、

一気に殺してしまえ、と思いたくなります。


爽快な読後感というよりかは、

「私」の最後の決断にほっとしているというところでしょうか。



オススメ度 ☆☆☆☆



殺人の門 (角川文庫)/東野 圭吾
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さて、人間シリーズのレビューもこの巻をもち終了です。

匂宮出夢との人間関係。

この本を最終巻として読む場合は、戯言→伊織→双識→出夢

です。


内容は、人識君と出夢のらぶらぶストーリーです。

敵対関係と締められてますがね。

殺し屋・匂宮雑技団が請け負った仕事を

人識君がお手伝いする物語です。


殺害対象は、玖渚直。



本編のいろいろなキャラクターが登場します。

萩原子荻、西条玉藻、市井遊馬、そして人類最悪

直木三銃士。


今回もバトルアクションが割りと多くて

読みやすかったです。


狐さんは相変わらずムカつきますねぇ。


オススメ度 ☆☆☆



零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)/西尾 維新
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この本を最終巻として読むときは

伊織→戯言→出夢→双識です。



さて、内容ですが

これでもかというバトルアクションです。

安井氏のラグナロクほどしつこい描写ではないですが

軽く5連戦はしています。


人識君頑張った。




「呪い名には手を出すな」


呪い名6名が手を組んだ「裏切同盟」



時宮病院 

奇野師団 

罪口商会 

拭森動物園

死吹製作所 

咎凪党



裏切同盟に、勘違いで狙われる殺人鬼・零崎人識


策士の引き起こした見えない戦争の最中

人識の存在が計算外の事態を巻き起こす。




4部作の中では一番好きかも。

やはり本編のサイドストーリー的な位置づけでは

ありますが、人識ファンの私としては、殺しまくる人識を

見たかったというのもあり、なかなかに見所ありの

作品でした。

双識との関係はちょっとだけ?




オススメ度 ☆☆☆☆


零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (講談社ノベルス)/西尾 維新
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