ここ数日有頂天な僕ではありますが

ひとつ理解に苦しんでいることが・・・

東急田園都市線の事故

 

留置線からはみ出した回送列車のお尻に

対向してきた営業列車が接触して

その衝撃ではみ出していた回送列車が

脱線したというもの・・・

アルファベットの"Y"を想像していただきたい

回送列車は下からYの左上に入ろうとして

途中でとまった

営業列車はYの右上から下がってきて

Yの中央の分岐あたりで接触した

 

回送列車は留置線に入る際

速度超過のため自動停止したらしい

高いスピードで行き止まりに向かって

入ると危ないからね

たぶん速度超過に反応するATSのような

安全装置が反応したんでしょう

これ自体安全サイドに働いており

なんの問題もない

 

線路には軌道回路ってのがあって

一定の区分をもって電気的に列車や車両の

在線を機械的に判断している

今回の場合

回送列車は留置線の軌道回路内に

納まっておらず

後方の軌道回路を支障したままだったはず

一方営業列車側からみれば

自分が進むべき線路の軌道回路内に

列車などがいた場合は

進路が確保されていないので

手前の信号機が停止(赤)になったはず

つまり回送列車が留置線に納まりきって

初めて営業列車は青信号をみるはず

でも営業列車は突っ込んだ・・・

 

普通考えると営業列車運転士の信号無視

ATSが装備されていれば自動停止するけど

そうではなかったんでしょう

報道では指令員が信号制御に手動介入して

赤信号を解除したようなことも

言ってたけど

それってヒューマンエラー対策のための設備を

無視するとともに

そもそも基本的な進路制御自体が

正常ではない状態じゃなかろうか

 

けが人がいなかったことが救いではありますが

どうにも理解に苦しむ事故です

運輸安全委員会が介入したようなので

いずれ真相がはっきりするでしょうけど

鉄道の安全の根幹にかかわるような

問題をはらんでおります

しっかり調査をしていただきたいですね

 

鉄オタが真剣になるとこうなります

ある意味高市さんより熱く語っております

 

ここまでお付き合いいただき感謝だす