鳩山首相には、失望させられた。
退陣は、当然だろう。

ただ、引き際の演説は、みごとといえるかもしれない。
誠実な気持ちは伝わってきた。

管氏が、新首相になった。

選挙目当てと、野党は批判する。

選挙目当て?

それは、ちがうのではないか。

多くの国民が鳩山首相退陣をのぞんだ世論調査結果に、
従ったということ。
より多くの民意に従ったということ。

民意に従わなかったのが、麻生氏だ。
当然、選挙では、大惨敗を招いた。

新首相誕生で、民主党支持率が快復基調にある。

自民党は、低調のまま、変化がない。
むしろ下げ傾向にあるといえるのかもしれない。

民主党が、1人相撲で上げ下げしたものの、
自民党は、低調をキープしたまま、というのが実態だ。

当然といえば、当然だ。
自民党首脳が、口にするのは、民主党批判ばかり。

しかも、その批判というのが、
自分たちの行なってきたことを棚にあげての、
まさに厚顔無恥というよりも、
情けない批判に終始しているありさま。

これでは、国民も、気持ちよく、
民主党がダメだから、自民党を支持しようという気になれるはずがない。

そもそも、自民党は、みずからを、まったく総括していないのだ。
自分たちのやってきたことはすべて正しかったのか。

膨大な財政赤字を出したこと。
官僚となれ合い、国民の血税を「ドブ」に捨ててきたこと・・・
数え上げれば、いくらでもボロが出てくるではないか。

そのことにまったく、触れずに、やみくもに野党批判を繰り返すだけというのが、
いまの自民党なのだ。

出直すことができない政党になりさがってしまっているのだ。
それは、自らの存在否定に通ずるからではないか。

なぜ多くの勇士が、新たな勢力として立ち上がろうとしないのか。

愛着があるからといって、
沈没しつつある船を下りようとしないのは、
日本の明日をになうべき政治家にあるまじき行為といえば、言い過ぎか。
手あかのついていない有能なる議員たちに望みたい。
勇気をもって、たちあがることを。
50人集まれば、まったく新しい展開もうまれてくるはず。

それは、日本の政界にとって必ずプラスに作用するはずだ。
国民の受け皿としても機能するだろう。

そんな器の持ち主は、おらんのか!