東京証券取引所は12日、不正会計問題を受けて上場廃止の是非を検討していた日興コーディアルグループの株式(東証1部)について、上場を維持すると発表した。

 当初は上場廃止する方向で調整していたが、カネボウや西武鉄道など過去の上場廃止の例と比較し、廃止が必要なほど悪質性はないと最終的に判断した。

 日興は米金融大手シティグループの傘下入りを決め、シティはすでに日興株のTOB(株式公開買い付け)を行う方針を表明している。上場維持で、日興株が上昇する可能性もあり、TOBの成否やシティと日興の包括提携の行方に影響しそうだ。

 東証は上場維持の決定と同時に、過去の有価証券報告書の訂正など「情報開示の姿勢に改善の必要性が高い」として、日興に注意を勧告し、26日までに改善報告書を提出するよう求めた。日興は、不適切な情報開示などで、今後5年以内にあと2回、東証から改善報告書の提出を求められると、上場廃止となる。

※このニュースに対するマイコメント

どっかから圧力が働いたんでしょうか?

経営役員が関与している可能性が濃厚といわれているのにも関わらず,組織ぐるみでないと解した事に違和感を感じます。

又,この企業の場合は,株式を企業から預かって投資家に売却している企業であり,カネボウや西武鉄道とは違う倫理観の基準が求められるのは必然であると思うし,東証の言い訳は,投資家に迷惑がかかる可能性があると言っていますが,では何故,連鎖株安の懸念が強かったライブドア事件の時の方が,上場廃止の判断はもっと慎重であるべきだったと思います。

私も投資家の一人として,充足できる説明ではなかったです。

TOBをかけた米シティグループはどうするんでしょうか?


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