ピラティスインストラクターの高木愛ですぶーぶー





ピラティスのレッスンを受けたことがある方なら


「背骨をひとつひとつ動かすように〜」

とか

「背骨を伸ばして、脳天から引っ張られるように〜」


とか

インストラクターから言われたり、指導されたこと、あるのではないでしょうか??



背骨にアプローチしたエクササイズに
とっても効果的な動きを現しているのが



『アーティキュレーション』

『エロンゲーション』です。





今回は、アーティキュレーションについてお伝えしますね音譜






  
アーテキュレーション(articulation)とは、
ピラティスでは『分節的に』という意味で使われます。






背骨を分節的に、でも繋がりを意識しながら滑らかに動かすことをアーティキュレーションと言います。





背骨といっても、

頚椎7個、
胸椎12個、
腰椎5個、
仙骨1個、
尾骨1個を

上からも下からもひとつひとつ動かすようにしていきます。



身体の中心にある脊椎には沢山の筋肉が付着しています。



背骨をひとつひとつ動かすと
それらの筋肉が伸び縮みし、
背骨の柔軟性が高まります。


例えば、ピラティスエクササイズでは代表的な

『アーティキュレーティング  
ショルダーブリッジ』



名前にアーティキュレーティングとついてるのでわかりやすいです。






ただお尻をアップダウンするのではなく、


骨盤を後傾して尾骨、腰椎からひとつひとつマットから離していき、
肩から膝までが斜め一直線になったら、
今度は鳩尾あたりの胸椎からマットに順番につけていきます。



背骨をひとつひとつコントロールして動かしていくことが大切ですビックリマーク



コツは、マットの接地面を感じながら
床から剥がしていくようにしたり、
マットにつけていったりしてみてくださいねビックリマーク




背骨周りの脊柱起立筋が短縮していると、
代償(エラー動作)として、
顎が上がってしまったり、
背骨が硬いと腰椎や胸椎が丸みを持たず
一直線にまとまって床についてしまいます。




動的評価ではショルダーブリッジをしてみて、
背骨のどの辺りが硬くなっているのか見ることができますサーチ


また、立位で前屈をしたときに背骨に丸みが出るか、静止した状態でも背骨の硬さを評価することもできます。




背骨は横から見ると、S字のカーブを描いています。



どこかが硬く機能していない、
動かしづらくなっている、
真っ直ぐになっていると、
その分を他の部位が負担したり、
代償して負荷や負担が大きく、強く出たりします。



ギックリ腰や腰痛、肩こりやストレートネックなどは首や腰だけを見るのではなく、

背骨全体で見てみると原因が見えてくることもあります。



背骨の柔軟性を取り戻すことで、
身体のしなやかさや
背骨周りの細かい筋肉を動かすことで、
腰痛などの痛みも改善されます。



ネコちゃんのしなやかさをイメージすると良いかもブタネコ



また、脊椎を通る神経にも影響するので、
脳や神経系のアプローチにもなるそうです。





ピラティスには他にも背骨を動かすエクササイズがあります。


このアーテキュレーションは
ピラティス以外ではなかなかできない
エクササイズ動作。



是非、お試しくださいね音譜


また既にピラティスをされている方も
アーテキュレーションを意識してみてくださいね音譜



次回は、ピラティスエクササイズでよく聞く言葉『エロンゲーション』についてお伝えしますブタネコ