ピラティスインストラクターの高木愛です
今回はローテーターカフについてお伝えしていきますね
肩甲骨から起始する筋肉の中でも少し触れました。
肩甲骨に起始し、上腕骨頭に付着する
棘上筋
棘下筋
小円筋
肩甲下筋
この4つの筋肉は上腕の回旋(ローテーション)を行う筋肉で、上腕骨頭を服の袖のように包み込むことから
ローテーターカフ(回旋筋腱板)
と呼ばれます。
棘上筋ー肩甲上腕関節における外転
棘下筋ー肩甲上腕関節における外旋
小円筋ー肩甲上腕関節における外旋
肩甲下筋ー肩甲上腕関節における内旋
肩甲上腕関節は非常に可動性が高く、
肩関節における外転、内転、外旋、内旋、屈曲、伸展、水平屈曲、水平伸展を可能にする多軸性関節。
要は比較的どの関節よりも自由に動かせる関節なんですね。
球関節で、上腕骨頭が丸く、関節窩がお椀のようになっていて骨頭を受け止めています。
ゴルフのティーにゴルフボールが乗ってるのをイメージしてみてください
ゴルフボール=上腕骨頭、ゴルフティー=肩甲骨の関節窩
イメージしてわかる通り、とっても不安定です
肩甲上腕関節の他にも股関節が球関節になります。
股関節を見てみると、肩甲上腕関節に比べてガボっとはまっている感じがしませんか?
肩甲上腕関節は可動性が高い反面、関節窩が浅く不安定なので、脱臼しやすい関節でもあります。
肩甲骨に上腕骨を引き付ける役割、つまり安定性を保つのを担うのがこのローテーターカフなのです
普段は三角筋や僧帽筋などの下に隠れている深層筋。
重い負荷でトレーニングするとアウターの筋肉に効いて、インナーの筋肉は働かないので、普段のトレーニングにこのような深層筋にアプローチするようなトレーニングも取り入れたいですね。
チューブを使ったトレーニングが代表的ですが、
自分の関節の可動域を知ったり、ニュートラルポジションで行うエクササイズ、ピラティスがおススメですよ〜