自分を生きる 真相解明 | 筆書 字朗(フデガキ ジロウ)のブログ

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あなたを見てインスピレーションで言葉を書いてます

自分の人生を自分の意思で生きている

みんながそう思っているはずです。

でも実は大概は他人の思考で生きているのです。

日本と西洋ではこの辺りの人生観、価値観に
大きな違いがあるのです。

こんな実験データーがあります。
うるおぼえで間違っていたらすいません。


空中に風船が飛んでいる写真を見てもらいます。
その風船はなんの力で飛んでいるのかを問います。


西洋人は


『風船の空気が漏れその風圧で飛んでいる』


と答える人がほとんどです。


同じ写真を今度は東洋人に見せて
その風船はなんの力で飛んでいるのかを問いてみますと、

『風に吹かれて飛んでいる』

とほとんどの東洋人は答えます。

多分我々、日本人もそう思うはずです。


この実験データーはかなり興味深いのです。


風船を主体とする場合に
その主体が己の力で動いてるのか、
もしくは他の力で動いているのか、

それがハッキリと西洋人と東洋人では
分かれた答えが出るのです。


もう一つ、似たような実験があります。

二人の人が立っている簡略された絵があります。
後ろに立っている人と前に立っている人の絵です。
そして後ろの人の眉毛が三角の形をした顔の絵を見せます。
前に立っている人も同じ眉毛が三角形の形をした顔の絵です。

その絵を見せて
この前に立っている人はどういう状態かを問います。

西洋人、東洋人、どちらとも

『たのしい、ハッピー、うれしい、』

といったポジティブな状態でいると答えます。

たしかに後ろの人はニコニコしているイメージですから。

次に
後ろの人の眉毛が逆三角形の眉毛の形をしています。
前の人は眉毛が三角形の形ではじめの絵と同じ状態の絵を見せて
前の人はどのような状態かを問います。


東洋人は

『不幸な状態』

と答えます。

我々日本人もそう思うのではないでしょうか?
後ろの人がつり目なのですから。
よく思われていない、怒られている、=不幸、と連想がつくでしょう。


しかし西洋人の答えは違います。

そろって

『ハッピー、たのしい、うれしい』

といった答えを出すのです。


理解しがたいのですが、ここに
西洋人と東洋人では
他人と自分の境界線の違いがハッキリと現れています。

西洋人は他人と自分を完全に切り離しているのです。
そして他と主体(自分)では完全に独立していると考えるのです。

東洋人は他人と自分がつながっています。
主体(自分)が常になんらかの影響とうけていると考えるのです。

これはこの実験で導きだされた大変興味深い答えです。

宗教観の違いが大分影響しているのでしょうか。


この違いは
なんとなく分かることでしょう。


ここで学べることがあります。

西洋の文化をそっくりそのまま東洋が真似しても
うまくいかないことが多いのです。

そして西洋のように
オリジナルな人生、創造性、クリエイティブに生きようとする
そのような価値を無理に東洋、日本に広めようとしても
どこかで無理が生じるのです。


逆に和の心と言われる良き日本人の精神が浮き彫りになります。

他人をなるべく理解しようとし、協調しながら生きていく。
もちろん自分を強調することも必要ですが
西洋には理解しがたい、和の心の基盤がそこにはあるのです。


自分を生きる

ですが、

日本人にとっては必ずしも、
自分オリジナルの人生を貫くことが
幸せや成功に導くとは限らないのかもしれません。




以上!
勝手な見解でした。