もう一つ、本部の浅知恵と思わざるを得ないのは高速道路の使用です。一般的に高速道路は時間を短縮するのが目的だと思いますが「往復600kmなら10時間以内で移動できるだろう」と簡単に思っています。他の人はどうか分かりませんが私は高速道路を走ると一般道路の1.5倍ほど疲れます。そしてそれが土地勘のない初見場所では余計に疲れます。

 

 一般道路では目的の曲がり角や建物を過ぎてしまうと多少の時間がかかるのですが何とか元に戻れます。しかし高速道路は一度目的の場所を過ぎてしまうと戻る事が困難です。まして高速道路を乗り直すと時間とお金(実際は引き返す方法がありますが全てに有効ではなさそうです)がかかります。まして下道移動を選択すると30分以上時間がかかります(あくまで一般的な話ですが…)。多分逆走の原因の一つだと私は思っています

 

 今回のように目的地が初見の場合案内板など見逃す事が出来ませんので一段と神経をとがらせます。正直ETCゲートが複数あるとどれを通過するかだけでも迷います。それは通過した後の分岐を間違うと正規のルートに入れなくなるからです。そして全く知らない場所まで(一方通行だったので)行くしか無かった事は若い時の失敗の一つです。

 

 目的地が初見の時と目的地が自分の土地勘のある時では安心感も全く違います。この場合後者ではほぼ疲労感は少ないですが前者ではすごく疲れています。この疲労感を本部はわかっていないと私は思っています。通常育った環境では知らないうちに自分の育った土地勘を覚えようとも思わないまま記憶に残っていきます。それは徒歩や自転車、バイクなどでどの方向に何があるのか体得しています。又地元TVなどで地名を自然と覚えますが地元ではない人は読み方すら知りません。