前回から4ヶ月近く間が開きましたが、メインカテゴリーが遂に180回目です。
最近は、キロ100円以下の中古車の方が気になっているような気もしますが…

本日、仕事の打ち合わせで客先の市役所に行く途中の道沿いで見かけました。

実は、今回見かけた個体は20年近く前から知っている個体です。
直近に見たのは、コロナが納車された直後だから12年近く前ということになります。

偶然ですが、保管場所で見かけてしまいました。
ガレージのシャッターが開いておりまして、その中にその車が止まっているのが見えました。
幸い、右折待ちの時間であったため、移動中に見かけた停車中の車でしたがじっくり見ることが出来ました。

その車は、当時ナンバーが付いておりまして、その払い出し時期からすると昭和54年の第三四半期に登録された個体と思われます。

その車は、初代セリカXX(E-MA45型)です。
ワインレッドのモケットシートで純正の14インチアルミを履いているので、2000G(E-MA45型)です。
ボディカラーはイメージカラーである、ややイエローが入ったホワイト、フェンダーアーチのモールやマッドガードも残っているクリーンな個体。。
バンパー下で、ナンバープレートを挟むように吊下げられた角型のフォグランプもいい雰囲気。

で、市役所での打ち合わせを終え帰路に付きますと、先ほどのXXがコンビニの駐車場に停まっているのが見えました。
急に尿意をもよおしたような状態になったので、そのコンビニに社用車を滑り込ませ、XXをもう少し見せてもらいました。

そんな理由で、オーナーさんとちょっとお話しすることが出来ました。
その結果、12年前にはちょくちょく見かけた理由がわかりました。
それはその頃、お子さんが免許を取り、週末は当時普段使いしていた車を子供に貸していたからだそうです。

さらに、新車購入時の経緯も聞くことが出来ました。
XXは、130Z2by2の2リッターモデル、APコスモと悩んで、一番魅力的な車として選んだ車で当初は2.0Sを予定していたが、営業の方の努力により2.0Gを購入出来たとのこと。
・パワフルではないけど、素直な出力特性で静かかつ滑らかに回るM-EU型6気筒エンジン
・操作しやすい、程よいストロークと節度感の5速MT
・Tバールーフとは違い、走行中でも気軽に開閉可能なサンルーフ
・カラードウレタンバンパー、ヘッドライトウォッシャー、プリントラジオアンテナ、オートエアコン、オートドライブ、4輪ディスクブレーキ、フュエルリッドオープナ等魅力的な装備が充実
・後席、トランクが3車中最も広かった
・たっぷりしたフロントシート
・4シーターでも格好いいサイドビュー
・シャープな印象の角目4灯式のヘッドライト
・パワステ、パワーウィンドウ、カセットステレオ、アルミホイール付で比較するとそんなに高い車ではなかった。

何ともパッとしない(超失礼)理由のように映りますが、負担にならない魅力ともいえるような気がします。
ハイパワー故に気難しく扱いにくいエンジンとか消耗品の交換サイクルが早かったり高価だったりすることもなく、魅力が色あせにくかったのじゃないでしょうか?

オーナーさんも人生の半分以上も付き合っているXXの魅力として、普段使いの車がミニバンになるまでは、セダンよりも長モノを積むことが出来たので、組み立て家具やお盆の準備にはリヤシートを倒したXXが活躍していたそうです。

インパクトが強すぎて聞くのを忘れてしまいましたが、オリジナルではないのは、最近のCDコンポ、パーソナル無線機とそのアンテナ、マーシャルの角型フォグランプぐらいだと思います。

補足
それが悪いことという気はないのですが、新車時に選ばれた多くの理由が、後にトヨタ車の多くが旧車として人気が出ない理由のような気もしますね。(同時に、ワンオーナー車が多い理由も…)