理想のカタチ

数多く登場するニューモデルの中には、開発時にはあった理想のモデルがラインアップされていないなんてことがよくあります。
もしくは、輸出専用モデルになってしまい、国内には投入されないというパターンもあります。
それどころか、マイナーチェンジ時に「改悪」されてしまい、お蔵入りになってしまう事もザラです。
輸出モデルだけになってしまった例は、「トヨタランドクルーザー(FZJ105)」です。
国内モデルは、レクサスモデルとして販売する為にＶ８エンジン搭載を前提とした、前輪が独立懸架のモデルのみです。
しかし輸出モデルには、８０系と同様の直列６気筒ガソリンエンジン＋リジットモデルがあります。
ディーゼル規制の問題が発生している、日本での発売を期待しています。
その時は、バンモデル・５ＭＴ・素材色バンパーのＧＸグレードの登場を期待しています。
お願いしますよ。トヨタ自動車様。１ナンバーで乗りますから。
アラコでは作っているんでしょ。

理想のカタチがスペシャルモデルとして登場したクルマがあります。
それは、ＤＣ型のインテグラです。
９５年末に登場したタイプＲに搭載されたエンジンは、最強のＮＡとして話題になりました。
自然吸気でリッターあたり１１０ｐｓを発生する、B18Cspec96Rは、高出力や職人がポート研磨しているという事で話題になりました。
しかし、後期型となった98specRは、出力は変わらないものの、職人によるポート研磨は無くなりました。
これはコストダウンではなく、生産機械の改善により品質管理が可能になったからという事です。

しかし、インテグラがDC型にモデルチェンジされる１年位前、
中学生だった当方の耳元には、こんなウワサを芳賀の方から聞きました。
次期型インテグラは排気量が1.8リットルに拡大され、出力は200psの大台に乗るらしい。
驚くのはそれだけではなく、その新開発のエンジンのピストンスピードはＦ１（当時）のエンジンを凌駕する究極の自然吸気エンジンである。
そのニューインテグラは、個性的な丸目４灯で登場する。

そうです、技術者とデザイナーにとっての理想のDC型とは、前期型の顔つきに98specRのエンジンを積んだモデルのことです。

後日というか最近、その時期から某Ｈ技研に勤める方に、この情報のうらを取ったところ、
「初期型のDC型SIRは、品質管理上か型式認証の問題でスペックダウンをした。」
との証言を頂きました。

補足
個人的には、後期型のSIR-G（フツーのB18C搭載モデル）を購入した方が一番気になります。