本日は、当教室の速読プログラムの骨組みについて書きます。

 

当教室の速読は、韓国ソウル大学の朴 鏵燁(パク・ファーヨップ)教授が考案したシステムを母体にしています。

 

初期の頃は、当教室も韓国と全く同じように訓練していました。

しかし、なかなか伸びない受講生には、もっと簡単なフォーマットがあった方がいいことが分かって来たので

日本人が習得しやすいように、細かいステップバイステップのフォーマットを考案しています。


ここでスポーツの例え話をすると分かりやすいと思います。

 

棒高跳びの選手がどんなトレーニングをするのか聞いたことがあります。

まず長い棒を持って助走するわけですが、この部分だけを発達させるために短距離走の選手と同じ訓練をするそうです。

 

次に高いバーを飛び越える部分だけを発達させるために体操選手と同じ訓練をするそうです。

 

その他、細かく言えば腕力だけを鍛える筋トレをしたり、体幹だけを鍛える筋トレをしたり、柔軟性だけを高める体操をしたりと、色々な部分トレーニングをします。

それらが、のちに統合されて棒高跳びの記録が伸びるわけです。

 

速読の訓練も同様に、ただ活字を速く読もうと思って本を繰り返し読むだけではすぐ限界が来てしまいます。

 

一旦、読書とはどういう行動から成り立っているのか分析し、分解し各パーツを取り出して、1つ1つ限界まで発達させる必要があります。

 

それらがのちに統合されて1分間に1万字という速さで読む能力が身につくわけです。

 

このパク教授の原理を理解しているから、正しく細かいステップを作ることができました。