男女6〜7人で雪山に出かけたときの話。
私の車含む3台で行くことになり、じゃんけんかなんかで配車を決めたのだろうか、私の車には初対面の女性が1人だけ乗ることとなった。
その女性は態度には出さないが多少困惑していただろう。
そういう私も困惑した。その女性の知り合いのいる車に乗せたほうがお互い気を遣わないのに、と。
ゲレンデまで2時間、何を話せば良いのか?私はそんなにトークに自信がない。
しかし決まったことはしょうがない。
ゲレンデまで2時間、色んな話をしながら向かった。
相手の女性には悪いが、気を遣いまくりの会話である。そんな短時間で打ち解けられるわけもないから会話が途絶えて、嫌な思いをされることを避けることだけ考え、あれこれ話題を繰り出す。
会話の内容など覚えちゃいない。
でも何故か好印象だったようで、相手の女性はこう言った。「意外によく話すんですね。面白いですね。」と。
普通ならここから打ち解けていくのだろうが、ここは私の性格がひねくれているところである。
「意外にってことは、最初は絶対コイツ話さなそうで気まずいなって思ってたってことだ。
面白いと思われても困ると。素のおれはこんなしゃべる奴じゃないし、あとからがっかりされても困ると。」(もちろんそう言ったわけではない)
これが私の性格を端的に語るエピソードである。
その女性は普通に友人になってくれようとしたのだが、私の自意識過剰がそれを阻んだのであった。
遠い昔の話である。
私はこんなにも子供だったのだ。
続く。